巡り合わせと“心に刻む言葉” | コンの徒然になるままに・・・

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《巡り合わせ》

=自然にめぐってくる運命=

 

正に大輔さんと歌子先生の事なんだと、思ってます。

 

「人間、悪いときに人間性が出る」

大輔さんが今も心に刻んでる言葉を改めて聞くと、
本当に大輔さんは人としてもスケート人生でも、本当にいい先生の下で成長が出来たんだと、これまでも何度とは無く感じてましたが、改めて深くそう思ってます。

 

上辺のキレイごと、いかにも優れてるかのような言葉を並べる人のその人となりに薄っぺらさを感じ空しくなることもありますが、いろんな事が重なって心ならずも窮地に追い込まれても決して逃げることは無く、さらに上手い事を言って繕うことなく、真摯に直接自分のナマの言葉で話す大輔さんの姿を見てきたから、強くそう思うのでしょうね。。。

 

大輔さんを「聖人君子」なんて思った事など一度もない私。

当たり前だ!

人はいくら優秀な人でも、どこか弱いところがあるし、図らずともバカな事をしでかす時もある、そんな時にその人となりが見えて来るもの。

それをキレイな言葉で覆って自分の愚かさを隠そうとしたり、勝手に他のせいにしたり、上手い事を言ってはますます「聖人君子」的な言葉を上乗せして、いつしかそれが当たり前になってしまう人がいる。

なんか、それってその人もそれを庇ったり信じ込んだりしてるのを見ると、可哀そうな気がする。

そうした人には冷静に見れば分かるようなその裏に隠されてるモノが見えなくて、その人の全てが「聖人君子」的だと思い込んでる間は理解できないだろうなとも思います。

 

例え周りから大絶賛される素晴らしい功績を残したとしても、そんな人としての歪な成長をしてしまったら、本当に可哀そうです。

そして、それを崇め奉る人に囲まれてしまう状況下で、もし大輔さんが「裸の王様」のようになってたとしてたら、決しては私は大輔さんに魅せられる事は無かったと思う。

 

「裸の王様」

そうならなかったのは、大輔さんのご両親と歌子先生の存在が大きいと思ってます。

思春期はしっかりと親の下で暮らさせ、その後信頼する指導者に託し、その指導に一切口をはさむことなく、もし人として間違った道に進もうとしたら遠慮なく切り捨てもらっても構わないと言ったご両親。もしそうなったらその後はまた自分たちの下で厳しく指導する旨を歌子先生に伝えたと何かで読んだ気がする。

このご両親に育てられ、歌子先生にも人として育てられ、本当に良かった!!

 

と、なんで今更こんな話をしているかと言うと、以前(昨年末だったかな・・・ちょっと曖昧(^^;))発行された「ゆうゆう」という雑誌の記事が再編集されてWeb記事になって紹介されてたのを読んだからです。

 

で、ちょっと長くなりますが・・・


「人間、悪いときに人間性が出る」

歌子先生が常に大輔さんに仰ってた事は知ってました。
なので、スケートの技術向上も大事なんですが、人としての成長をキチンと促す指導者の姿がそこにあると。

また、
「自分がやったことは自分に返ってくる」
とも仰ってて、それを大輔さんは決して忘れてない!
今もこうして口にされてますが、この言葉、数何前の第一次の引退中も出演された鶴瓶さんの番組でも仰ってましたね、自分がなにかやらかしてしまった時に対しての反省の弁で。
その時の状況は、大怪我をし、手術後のリハビリの辛さと成果、先行きが見えない状況で自分を見失ってしまい、誰にも告げずに失踪された間、周囲と歌子先生に多大な心配をかけてしまった事について、鶴瓶さんに戒められた時に出た言葉が
「(心配掛け、多大な迷惑を掛けてしまった事に関し)いつか自分に返ってくる」という覚悟を口にされてました。

ただ、その頃の大輔さんの突飛な行動を歌子先生は大輔さんのそうなってしまった状況や心情を察し分かってたからこそ、決して大輔さんの行動を責めることなく、もしそれでスケートを辞めることになって責められるかもしれないけれど、『(指導者たる自分が)全責任を負うから』と言って下さったことで、大輔さんを縛ってて心の鎖がほどけ、辛くてスケートに向き合う事が出来なかった心を取り戻せて、その後は、辛いリハビリを黙々とこなし、難しいかもしれないと言われたリンクにも復帰し、後はご存知の通りで、オリンピックに於いて、日本人でアジア人男子初のメダリストとなられたんですよね。
 

その後のワールドも、オリンピックで心が抜けてしまったけれど、やっぱり歌子先生の一言で出場し、他のオリンピックのメダリストが不参加だったとしても、アジア人であり日本男子初の優勝を勝ち取られたのは、本当に大きな意義はあったと思ってます。

だからその後大輔さんも言ってた言葉の

「あのケガがあって良かった」

は、いろんな思いがあって、そう言える大輔さんを人として成長することが出来たんだと思ってます。

 

そんなふうに大輔さんを単なる天才的なスケーターだけで終わらせるだけでなく、人として心の成長を促し、薄っぺらな言葉で自分を誤魔化すことが無いように指導されたからこそ、今の大輔さんが輝き続けることが出来ているのだとも思ってます。

 

とにかく、何度でも言いますが、私は大輔さんは非の打ちどころの無い「聖人君子」だと思った事は一度もありません。

人間性も素晴らしいとは思いつつ、良いところも悪いところもあると思ってるし、イヤな面も感じたりすることも・・・

それだから、稀代のスケーターであり人間・高橋大輔がどうなるのかを見続けていられるのだと思います。

 

でも、ちょっと前にも言いましたが、人の心は移ろい易いモノ・・・

今後、大輔さんに対する気持ちが変わらない保証なんて無い!!ってことも分かってる。。。

ただ、だからと言って、何かあったとしても心底嫌いになることは無い!とも思ってます。

 

今は、いろんな複雑な気持ちを抱えてますが、それを無理に抑え込もうとせず、その時々に応じ、自分なりの大輔さんの見方を大事にしたいとも思ってます。

 

えー、、、長々とグダグダな記事を読んで下さって、ありがとうございましたm(__)m

 

では、また~☆彡

 

 

※余談

一昨日のアクセス数の異常な現象から一転、昨日はその反動でしょうか?いつも以上のアクセス数でまたまたビックリ・・・

とは言っても、大した数字ではないんですが・・・(^^;)

とにかく、思った以上の多くの人に読んでもらって有難いと心から感謝してます。

改めて、勝手な事を言ってる隅っこのブログに訪れて下さって、ありがとうございます。