山繭ちりめん(江戸ちりめん 古布)販売 幕末~明治初期 | 呂藝のブログ

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こんにちは、「杉並区で骨董品古布販売/骨董品古布はぎれ買取 呂芸」ブログ中の人です('ω')ノ

 

 

今回は幕末から明治初期の山繭ちりめん(江戸ちりめん・古布)販売のご案内です。

 

山繭とはヤママユガ科のガのことを指し、天蚕や山蚕とも呼ばれております。日本をはじめ、中国、朝鮮半島、台湾に分布する絹糸虫です。クヌギやナラなどの落葉高木の葉を食べ、その葉の間に黄緑色の繭を作ります。この繭からとった糸を天蚕糸(てぐすいと)と言います。

 

蚕や山繭が出す分泌物は絹糸腺といい、この絹糸腺が空気に触れることにより繭を作ります。天蚕糸は山繭の絹糸腺を酸で処理しできる白色透明の糸です。「てぐす」と言えば釣りをされる方ならよくご存じの言葉だと思います、釣り糸で用いるあの「てぐす」です。

釣りの場合、今現在ではより耐久性のあるナイロンが使用されていますが中国では明の時代から漁業用の網に利用され、日本では江戸時代・寛永期に中国から輸入され始めたようです。

 

家蚕は蚕を養殖するために桑を植えねばなりませんでしたが山繭は自生のクヌギやナラを主食なので糸を取るための人工飼育は屋外の自然の中で行われました。

 

ただ非常に病気に弱く、繊細な虫だったため日当たりと水はけがよく、さらに乾燥気味の場所で行われており、最初に人工飼育が始まった場所は長野県安曇野市有明地区とされています。

 

江戸時代中期に始められた山繭の人工飼育は幕末から明治初期に安定しだし、明治政府による殖産興業政策で養蚕と製糸工業が推し進められたことから明治後半にピークを迎えます。

その後、飛騨山脈にある焼岳噴火により有明の山繭が死んでしまったこと、第二次大戦により出荷も途絶え天蚕糸は幻の糸と呼ばれました。

今では皇室の御活動の一環として天皇・皇后両陛下が山繭の人工飼育文化を継承されております。

 

 

天蚕糸は絹に比べ軽くて柔らかく、また保温性も高いのが特徴なのですが、こと染織においては染料が吸着しにくいため濃く染まらないという特徴が利用されました。

 

 

 

山繭ちりめんはその特徴を利用し、家蚕の糸と交織し後染すると自然に縞筋に染め分けられ面白い意匠が表現された絹織物です。

 

幕末期から明治初期の山繭ちりめんは江戸ちりめんのひとつです。

江戸ちりめんと言われるとまず写実的な友禅染が思い浮かぶかと思いますが、それとは違った縞や格子の風趣もまたある意味江戸ちりめんの華と言えるのではないでしょうか。

 

 

現在店頭にて販売させていただいております。

 

お電話、メールでも承ります。もしご興味がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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古布、古裂、布揃いは都内随一、店内ストリートビューでご覧いただけますのでご参考くださいませ。

古布とのよいご縁を結ぶお手伝いをさせていただいております。

古布、古裂をお求めの際は是非「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取 呂芸」にお越しくださいませ。

 

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ご売却をお考えの方がいらっしゃいましたら、まずは「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取 呂芸」にご相談ください。

 

 

・なんだかわからないけど古い布がある

・ボロボロで捨てようかと思ってる布がある

・古布回収に出そうかと思っていた

・着物や布があるけど価値がわからない

・祖母や肉親が集めていた布がたくさんある

・家にある着物や布の生前整理・断捨離

 

などございましたら是非一度お見積りを。

 

このたび「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取 呂芸」、LINEアカウントを設置いたしました。

 

 

 

 

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もちろん無料査定です。

拝見したのち折り返しご連絡させていただきます。

古布という特質上、LINEでの査定はあくまで簡易査定になります。何卒ご了承くださいませ。

 

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最後に古布細工物教室のご案内です。

古布を使い自分だけのオリジナル人形作り、押し絵、ちりめん細工を楽しんではいかがでしょうか。市松人形の衣裳作りも楽しめます。

 

プロの先生方の懇切丁寧な指導のもと初心者でもしっかり学ぶことができます。気兼ねなくお話しできる雰囲気で、すんなり溶け込むことができるアットホームなお教室です。

 

「杉並区で骨董品古布はぎれ販売/骨董品古布はぎれ買取り 呂芸」のホームページ及びブログに作品と教室のご案内をさせていただいております。

 

ご興味ある方は是非、お気軽にお問い合わせくださいます様お願い致します('ω')ノ

 

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