超インフレは第1次世界大戦後のドイツや今ではトルコなどが有名ですが、経済破綻のシンボルのように思われています。それで日本でも当然のように起こるのではないかと信じている人が多くいます。戦後間も無くは、1ウオン(韓国通貨です)は3円でした。現在は1円は7円程度ですが、デフォルトの頃は1円 20ウオンまで言った事もありましたから、50年以上かけてといっても、60倍もインフレ進行したとも言えます。もし日本で50倍ものインフレに見まわれても、昔にまでは追いつかない事になります。

超インフレは国民の富の格差を一気に平準化させる経済現象と捉えると、ロスト世代の人には大きなチャンス到来とも思えます。何も無ければ超インフレなど恐れるに足らないのです。恐れているのは既得権者となります。しかし、会社などの民間企業では確かに困った事ではあるものの利益を得られるチャンスでもあるので、最終的には利得者となる可能性が高いです。少なくともデフレよりははるかにましとなります。就職は断然有利になってきます。

もともと、日本人が非常に勤勉で貯金が好きな国民性なところから所得が消費に回らないので、銀行から国債へと流れて公共事業の名の下で還元されてきた経緯があります。

破綻は国債が償却できないところから始まります。寧ろ消化できないと言う方が分かり易いと思います。金利を上げざる終えなくなると総てが始まります。変動金利で住宅ローンを組んでいる人が連鎖的に破綻すると言う人もいますが、それは少ないと考えています。老後資金を国債で持っている人と公務員は給与が上がるのが遅くなるために困る人も多くなる可能性が出てきます。日本の場合には劇的な超インフレにみまわれる確率は低いと思います。(断言は出来ません。何が起こるのか分からないですね。)

もともと、「帝国の姫君達」は法王宮の後宮に人質として閉じ込められていた姫君達がそれぞれの領国に帰って後宮時代のネットワークをいかして国家運営に当っていくと言うストーリのゲームシナリオだったのですが、色々とあって理想は遥か遠くなってしまったような気もします。