名曲百選第四章(39) 時の河を渡る船にオールはない・・・ | 日々の生活(くらし)に音楽を♪

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9月も中旬、いつの間にか日の入りが早くなり、夕方の5時半頃には かなり暗くなるようになりました。

これから秋は、一日一分ずつ日が短くなるそうです。

「釣瓶落としの秋の日」 とは よく言ったものですね。

 

逆に春は、一日一分ずつ日が長くなります。

ですから 「春の日は暮れそうで暮れぬ」 と言われたりします。

「釣瓶落としの秋の日」 も 「春の日は暮れそうで暮れぬ」 も、四季折々に移り変わる自然と共に生きてきた日本人の時の感覚が詩的に表現されてる言葉だと思います。

 

今回の曲は、作詞家の松本隆さんの時にまつわる優れたフレーズが出てくる曲です。

 

Woman "Wの悲劇"より/松任谷由実

 

Woman "Wの悲劇"より/薬師丸ひろ子

 

ユーミンさんの2003年のセルフカバーと 1984年にヒットした薬師丸ひろ子さんの近年に歌われたバージョンを載せてみました。        

どちらもそれぞれ個性が出ていて いいですね。

 

ユーミンさんのは、全編にキーボードが流れ、間奏にホーンが効果的に使われ、ムーディーで洒落た大人の雰囲気が漂ってきます。

薬師丸さんは 歌が上手いですし、透明感のある歌声で感情を込め丁寧に歌っていて好感が持てます。

 

この曲を聴くと、まず松本隆さんの歌詞の素晴らしさに唸ってしまうと同時に、今のヒット曲の歌詞の貧弱さが悲しくなります。

 

ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
横たわった髪に胸に
降りつもるわ星の破片

 

自分では、どうすることもできない運命に導かれた時の流れ・・・

貴方が触れた髪や胸、二人で過ごした思い出の断片の数々が 去来してゆく・・・

恋の終焉を描いたような切ない歌詞ですが、とてもロマンチックで表現の仕方が美しいですよね。

全盛時の松本隆さんの歌詞は、本当に素晴らしい。

これぞ、詩です。

 

その素晴らしい歌詞をさらに引き立てているのは、ユーミンさんのメロディーです。

この歌詞には、このメロディーしかないと思えるような、ぴったりと嵌った切なくも美しいメロディーです。

ユーミンさんが、「自分が作曲したもので最も好きな曲」 と語られたらしいですが、その気持ちもよくわかります。

 

Woman "Wの悲劇"より

もう行かないで そばにいて
窓のそばで腕を組んで
雪のような星が降るわ
素敵ね

もう愛せないと言うのなら
友だちでもかまわないわ
強がってもふるえるのよ
声が……


ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
横たわった髪に胸に
降りつもるわ星の破片

もう一瞬で燃えつきて
あとは灰になってもいい
わがままだと叱らないで
今は……


ああ時の河を渡る船に
オールはない 流されてく
やさしい眼で見つめ返す
二人きりの星降る町

行かないで そばにいて
おとなしくしてるから
せめて朝の陽が射すまで
ここにいて 眠り顔を
見ていたいの

 

今回は、『Woman "Wの悲劇"より』 をユーミンさんと薬師丸ひろ子さんのバージョンで お届けいたしました。

昔、この曲が主題歌となった映画も見に行きましたが、映画の方も良かったです。

 

 

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