虐殺器官 | cinema ROCCO and...

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2/19(日)、“虐殺器官”。



“9.11”以降


自由と引き換えに徹底的なセキュリティ管理体制を


選択した先進諸国はテロの恐怖を克服し


一方で後進諸国では内戦や大規模虐殺が急増していた。


クラヴィス・シェパード大尉率いる


アメリカ情報軍特殊検索群i分遣隊は


戦闘に適した心理状態を維持するための医療措置として


“感情適応調整”などを施した暗殺を請け負う唯一の部隊で


世界各地で紛争の首謀者暗殺ミッションに就いていた。


そんな中


数々のミッションで暗殺対象リストに掲載される


ジョン・ポールというアメリカ人言語学者がいた。


彼が訪れた国では必ず混沌の兆しが見られ


半年も待たずに内戦や大量虐殺が始まる。


そしてジョンは忽然と姿を消してしまう。


彼が世界各地で虐殺の種をまいているのだとしたら・・・。


クラヴィスらはジョンが最後に目撃されたプラハで


潜入捜査を開始する。





おもしろかったー。


“攻殻機動隊”っぽい雰囲気ながら


でもちゃんと違う世界が作り込まれてて


お話がお話なだけにハードな描写もあるけど


しっかりした設定にグイグイ引っ張られて


引き込まれましたー。



“虐殺器官”とは


“人間が持つ虐殺をつかさどる器官”のことで


言語学者のジョン・ポールは


それを活性化させる“虐殺文法”を見つけたのです。


平たくいえば暗示のようなもの・・・かな?


そして彼が虐殺の種をまいていたワケは・・・。



ジョンの考え方や


“食糧難” “間引き”といったワードも


出てた(と思う。はっきり覚えてない)けど


現実社会の問題としても


「むむむ」と考えさせられるのでした。