まいど
こいけでございます。
先日、弊社5店舗目となるサロンをオープンしました。
今回は、52坪。
独立してからは初めて経験する規模なんですよね。
おそらく、今までにない苦労があると思います。
でも、いままでコツコツ積み上げてきた事の応用編という事だと考えてますので、スタッフ全員で足並み揃えてチャレンジしていきたいと思っています。
さてさて、
今回はですね。
「独立したその先」についてをば、少しばっかり考えてみたいと思います。
店舗展開についてのブログは、過去にいくつか書きましたので、今回は少し違った切り口で。
ではでは、
まいります。
月収50万を稼ぐ。
これ、結構大変ですよね。
独立をする美容師と同世代であろう「30代前半」の「平均年収」を、超ざっくり調べてみたところ、384万との事でした。
「全職種」の平均値ですので、ボーナスなんかも含まれているとは思いますが、月収として均すと32万/月(総支給)程度となります。
もっとも、30代前半の平均値384万といっても、ごく少数の圧倒的高収入の人が引き上げての平均値ですから、「中央値」としてはもっと低くなる事が予想されますよね。
おそらく、総支給で月30万きるんじゃないですかね(勘
しらんけど。。
一般的に「稼ぎの少ないイメージ」のある美容師ですが、「月30万程度の総支給をもらってる30代スタイリストはザラにいる」と思われます。
それこそ50万オーバーなんて人も、幹部クラスなら結構いる事でしょう。
スタイリストだけに絞って平均値を出せば、いうほど悪くないですよね。 美容師の収入って。
それでいて最近では社会保険完備のサロンも多いですし。
同世代より給与が低い美容師(スタイリスト)=努力が足らないor努力の方向を間違えてる
単純にそーいう事なのかもしれません。
さて、
「美容室は経営者の一人勝ち」みたいな論調もあるとは思いますが、
もしかしたら、雇われている時よりも「独立してから安定的に50万稼ぐ」ほうが難しいのかもしれません。
下記の記事でも触れましたが、経営者としての取り分は年商の5%あたりが適正だと考えています。
美容室オーナーの給与はいくらが適正なのか?
美容室オーナーの給与はいくらが適正なのか?つづき
あとは、オーナースタイリストとしての貢献をどの位が適正とみるのか?のプラスαで、経営者の給与は決まってきます。
経営者としての取り分だけなら、サロン年商1億で、年収500万
月42万弱(総支給)です。
オーナースタイリストとして、ソレ相応の売上をあげていれば、年収1000万もアリでしょう。
まあ、えらそーに僕が言う事ではないんですけどね。。汗
「店舗展開をしていく」となると、労働環境整備もしなきゃいけないし、集客費、求人費、教育費等、様々な投資が必要となってきます。
ってなると、どうしても「経営者の報酬アップは後回し」となりやすい。
いや、
「後回しにしないと、店舗展開できない」といったほうが正しいかな。。
そういった理由で、「経営者として給与50万の壁を越すのは思っているよりも難しい」。。わけです。
「経営者が我慢して投資している」からといって、「経営が順調にいく」とは限りません。
求人に投資してやっとの思いで雇用し、更に教育投資として給与を支払っていた人材が、いざ稼げるようになったら離職…というのが日常な業界ですから。。
1店舗うまく言っているからといって、深く考えずに「店舗展開で年商億越え!」とか狙っちゃうと難易度やリスクはいきなり跳ね上がります。
例えば、
はじめから「1人、ないし夫婦で一生やっていく。」と決断している人なら、年商1000万以下~2000万程度で、「月の取り分50万以上」ってのは、比較的かんたんにいけます。
それこそ年収1000万も可能だと思います。
働き方も自由に選びやすいですので、生き方としては「とても理にかなっている」と思います。
あとは、それに対しての「向き不向き」であったり、「健康面のリスクをどう捉えるか?」といった価値観の部分ですよね。
一方で、「最も危険だな!」と思えるのが、年商3000万~6000万あたりの規模感。
独立するサロンの規模で多いのはセット3~5面程度です。
その規模でスタッフを2、3人雇って、年商3000万あたりのサロンの「その後」「その先」
どうしますか?
基本、店舗展開をしなければ人はいずれ辞めていく可能性が高いです。
何故なら、「そこに残るメリットが少ないから」
だから、「2店舗目の出店」をみんな目指すわけですよね?
けど、「小さい規模からの2店舗目」は、想像以上に難しいですよ。。。
年商3000万の店舗を2つ作って6000万。
3つ作って9000万。
これは、かなり難易度が高い。。。
上手くいくか否か、重要なポイントとなってくるのは、
① コンセプトの共有ができているのか。
② ビジョンを共有している店長候補の存在。
③ 経費バランス
あたりだと思っています。
が、
頭では理解していても「実際できない」「落とし込めない」「伝えれない」って人がほとんどなんですよね。。。
結果、せっかくリスクを負って2店舗目を出したのに縮小せざるを得ない。。
あると思います。
サロンサポートにおいても、ほんと難しい部分だと感じますね。
じゃあ、どうすればいいのか??
僕からは、
1店舗主義のススメ。
そもそも、「店舗展開をしなきゃならない理由」を、もう少し掘り下げるべきなんですよね。
店舗展開をする=スタッフの未来の創出 と考えてる方は多いと思います。
それには、僕も同感です。
ただし、「小規模でのサロン展開は、失敗する人のほうが圧倒的に多い」というリスクから目を背けるべきではない。
大事なのは「店舗数」では無く、「これから先、魅力的なサロンになっていくのか。否か。」ってところですよね?
働く人が、「そこでの将来性」を感じさえすれば離職のリスクは下がる。
店舗が増えている=将来性
という図式は成り立ちますが、
店舗は増えるが中身はスカスカ=将来性はない
という図式も成り立ちます。
「中身が伴っていないのに前のめりになるのは、とても危険」な事なのです。
それで失敗している人達が沢山いる。。。怖
だったら、移転拡大にしましょう。
独立後順調に伸びてる。仲間も増えてる。
小さなサロンなので、そろそろセット面が足らなくなってきた。
そこで移転拡大したらいいんですよ。
2店舗目の出店ではなくて。
「足元固まってない感」があるのならば、そっちのが絶対にいい。
「1店舗しかないけどめっちゃ魅力的なサロン」って、全国に沢山ありますよね?
箱の規模がでかくなれば、1店舗だけでも年商は増える。
独立した時よりも魅力的な内外装にすれば、求人もかかりやすくなる。
年商が増えて、しっかり経費バランスをとれば、よりよい環境整備はできる。
継承可能なしっかりとした「サロン文化」が出来てきたら、落ち着いて2店舗目をだせばいいんです。
あわてないあわてない。
結構ね、
「周りの経営者に認められたいから出店したい」って人、多いと思うんです。。
小さいサロンでも沢山運営していれば、「複数店舗経営している経営者」という、「なんかすごそう感」の称号は得られるかもしれません。
けど、1人や2人で、月商が100万とか150万とかの店舗を5店舗経営してても、月商500万~750万ですよ。。
意味ありますか? それ。。
どう考えても効率悪すぎでしょ。。
工事費も維持費も数の分だけかかるわけだし。。
それを実績に、サロンコンサルでもするなら優位に働くかもしれませんけどね。。。
店舗数で他人にすごいと思われる必要はない。
経営は特定の誰かと競うものではない。
外部に認めてもらわなくとも、スタッフもお客様も幸せになれると思うんですよね。。
「社員に将来性を提供したい」のならば、まずは月商834万を目指しましょう。
なんの数字かすぐピンときましたか?
これは、1店舗でもあげられる数字です。
別に店舗数には拘らなくても大丈夫。
独立、経営する事が年々難しくなっていっているこの時代。
なんかしらんけど「独立したからには3店舗くらいは経営したい」みたいに漠然と思っている方、
僕からは、1店舗主義のススメです。
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2016年
*1月19日(火)定員となりました
*2月23日(火)定員となりました
*3月22日(火)定員となりました
*4月19日(火)定員となりました
*5月31日(火)定員となりました
*3月22日(火)定員となりました
*4月19日(火)定員となりました
*5月31日(火)定員となりました
*6月28日(火)定員となりました
*7月19日(火)定員となりました
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