イギリスの学校は4歳になった秋からスタートします。


最初の1年はレセプションとよばれ義務教育ではないので拒否することはできますが(特に夏生まれの子供は4歳になったばっかりなので、親がまだ早すぎると判断した場合行かせなくてもかまわない)、ほとんどの子供は通います。

次の年からYear1、Year2と上がっていき、15歳のYear11のときに最初の試験GCSEを受けます。ここで義務教育終了です。



それから大学に通いたいものだけ2年間カレッジに通い(6thフォームと呼ばれます)、大学入学に必要な資格試験であるAレベルを取得します。



その後、大学は3年間です。



うちの子供も4歳から学校へ通いだしました。

入学式はありません。いきなり初日から授業です。

とはいっても、4歳児なので、ほとんどがお遊び。1年目で少しづつPhonicsと呼ばれるアルファベットを習い始めます。


Phonicsとは、ABCをエービーシーとは教えず、ア、ブ、クと読み方で教えるやり方です。Aをエーと教えると、Appleと単語で出てきたときに最初の文字がアとは読めないから、すべて実際の読み方で教えます。絵も見ながら、指も使いながら(たとえばSならスネイクの絵を見ながら、スーと発音しつつ、指でヘビの形を作りながら)、毎日毎日アルファベットを繰り返し習います。



こうして1年もたったころ、簡単な本を読めるようになります。子供によって上達度にかなり差があるらしく、うちの子の場合は2年目の半ばころ、突然頭の中で何かがクリックしたらしく、すらすらと本を読み出しました。いったんわかってしまうと、見たこともない単語でも発音を自分なりに考えて読んでしまいます。


さすが毎日学校へ行ってるだけのことはあるなあ、ばかではなかったんだなあ、とヘンに感心してしまいました。



1年目から足し算も習います。2年目から引き算や掛け算も習いだします。

男の子は算数が好きらしく、うちの子供も楽しんで学んでいます。


算数は日本と学び方が違うのと、算数用語を英語でなんと言うのかわからないのとで、私が教えるのは大変。頭の中がぐちゃぐちゃになりそうです。


たとえば掛け算は、日本なら1x1、1x2、1x3、となるところを、1x1、2x1、3x1という具合。それも、1の段から順番に習うのではなく、いきなり2の段や5の段を習って、難しいのは後回し。


引き算のやり方も、最初は足し算方式。たとえば20-7だと、7に3を足すと10になって、10に10を足すと20になる、という具合。


もう少し大きくなると、段階方式。まず20から10を引いてそれから3を引く。2段階くらいなら問題ないものの、3,4段階になってくると、さっさと一度にひいてしまえば?と思うのですが


掛け算は、11歳くらいまで何回でも出てきます。日本のように強制的に覚えさせないので、覚える子はさっさと覚え、覚えない子はいつまでも覚えません。それで、算数だけ能力別クラスになっています。


日本からの留学生は、普通算数の成績はずば抜けています。

日本では皆塾に通っているので、進んでいるのでしょう。

ちなみに、イギリスには公文を除いて塾はありません。








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