ホストファミリーさがしは難しい。
良さそうな人が見つかったと思っても、何ヶ月かして問い合わせてみるとすでにフルタイムで働き出したので受入れは無理、など状況が変わっていたりする。
またはクリスマス時期にぶつかって、手持ちのホストファミリー全滅なんてこともありえる。
去年のクリスマス時期にいらっしゃったお客様のホームステイ先がどうしても見つからず、イギリス人エージェントに頼んだ事がある。ホームステイを見つけるエージェントが何件か存在しているが、彼にお願いするのは初めてだったので、本当に恐る恐る、でも何とか良い家庭を紹介してほしいと祈るような気持ちで。
すぐに見つけてくれたホームステイ先は、私の住んでいるところから少し離れていたものの、ロンドンに近くて便利そう。おばあちゃんとお母さんと娘さんの３人家族。なぜか電話番号をぎりぎりまで隠そうとするエージェントに不信感をつのらせたものの、しょうがない、今回はここにしよう。
お客様到着の日、到着便が遅れている旨電話をしたところ、おばあちゃんがでてきた。な、なんて言ってるのかあまり聞き取れない。ばりばりのワーキングクラス英語！なまりがひどい。どなるように一方的にしゃべる続ける。
大丈夫かしら、お客様。。。
実はこのお客様の到着便が急に変更になり、実際到着されたのは翌日の朝。
皆まだ寝ている早朝に連れて行ったにもかかわらず、暖かく迎えてくれたおばあちゃん。訪問看護婦として働いているおばあちゃんは、世話好きそうで、小さいお孫さんの世話をしていた。
そしてお客様は若くて行動力のある男の子。毎日ロンドンへ行ったり、フットボールを見に行ったりして、本当に楽しかったらしい。
私の住んでいる所から毎日ロンドンへ行くのは無理ではないけれど、電車代が高くつくので、ここにして正解だったなあ、とかなり安心した。
でもこれはいい方にころんだ例。お客様が若いとあまり細かいことまで気にされないので、家がせまかろうが、ワーキングクラスであろうが、ホストファミリーが良い人達であるのが一番重要。これが年配の方になると、事情がちょっと変わってきたりもする。
いずれにしても、ホストファミリー選びは本当に難しい。
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