イギリスには日本のように、いわゆる“お教室”というものが存在しません。
何かを習いたいときはどうするか?
地域に必ずある市が主催している“アダルトエデュケーション”へ行きます。
ここは、地元の人のためのスクールで、ありとあらゆる講座が開講されています。
語学(外国人のための英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、中国語、日本語、ギリシャ語など)、お料理、アート、クラフト、コンピューター、ダンス、フィットネス、写真、カリグラフィー、歴史、フラワーアレンジ、ガーデニング、ヨガ、ステンドグラス、お裁縫、刺繍、陶芸、などなど。
今まで色々な講座を受講しましたが、現在はフランス語とビーズアクセサリーのクラスをとっています。いずれも週1回で、フランス語は1学期110ポンド、ビーズは100ポンドです。空きさえあれば誰でも申し込めます。
生徒はほとんどイギリス人ですから、地元民と知り合いになるチャンスですし、フランス語の授業を英語で受け、コーヒーブレイクにはイギリス人とおしゃべりするので英語の勉強にもなります。
“フランス語を習う前に英語を習え!”と言われそうですが、英語はもうあきちゃったし、何か第3外国語を習いたい気分で気軽に初めて3年目。この前フランスへ行ったときにためしてみたのですが、やっぱり今だ初級(ビギナー)の域から出ていないということを思い知らされました。トほほ。
語学学校でもそうでしょうが、日本人以外の生徒というのは授業中でもやかましいものです。イギリス人(生徒はほとんど40代以上の怖いものなしのおばちゃん達)も本当によく質問します。日本人の私は気が小さいのもあり、“えーとまずは先生の言うことをよく聞いて、わからないところはひとまず考えて、それでもわからなければ聞こう”と思ってしまうのでどうしてもレッスン中は静かです。
でもイギリス人おばちゃん達は違います。
“こういう場合は何ていうの?(そういう場合は、ああいう場合は、と延々と続く)”、
“I DON’T UNDERSTAND IT!”(大声)、
“ぺらぺらぺら(なにやらジョーク連発)”、皆大笑い。
“コーヒーブレイクの時間よ!”
“うちの息子がねえ~(レッスンにあまり関係ないこと)”
なんて感じ。
そして休憩時間中には、“あの人いっつもくだらない質問してると思わない?(自分のことは完全棚上げ)”“なんかあの人感じ悪い。一緒にペアになりたくないわよね”“そういえば、お宅の不倫しているお兄さんはどうなったの?”とゴシップ三昧。
これも英語の勉強だと思って、私もコーヒー片手に、“それでお兄さんは彼女と一緒に住む事にしたのかしら?”などとおしゃべりしています。
私、フランス語習いに来たはずなのに。。。(^_^;)
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