虫眼とアニ眼 養老孟司 宮崎駿 | ロビンのブログ

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これはすっごくいい本だった

養老先生も宮崎監督も大好きだからね
二人の本も今まで何冊も読んできたけど
やっぱりいいね

養老先生、いつも同じことしか言わないんだけど、何度読んでもいいです
この人は解剖学者形態学者、虫取り・・・・で行き着くところは哲学者だからね
本質を語っているのでぶれない

宮崎監督も博覧強記の究極のオタク・アーティストだから引き出しすごすぎ


その宮崎監督が養老先生と語り合うとこんなに面白い本になる

例えば養老先生が脳科学の観点から、「人間の目は常に動きながら物を観ている、止まると見えない」
そういう話をすると
宮崎監督は「アニメ映画の背景をフィルムで作っていた時代は自動的に振動していたので人間の目の生理にフィットして自然な背景になっていた。CGで作るようになってからはソフトウェアでわざと背景をわずかに振動させたりする。」
という話をしたり

二人とも世間一般からするとかなりの変人奇人だし天才だと思う
話を聞いているだけで楽しいんだよね

あとプロローグの宮崎監督のイラストエッセイみたいのが最高でした