21時のNHKニュースで、盲学校の子供たちが、カメラの楽しさを知って、外の世界に積極的に気持ちが向かうようになったというニュースが流れてました。きっかけは、写真家の管 洋志さんがカメラの楽しさを知ってもらいたいという想いから、写真教室を始めた事だそうです。目のみえない子供たちの撮った写真は、なんと、技ではなく心で撮った写真でした。大好きなお父さんが居眠りしている姿や、幼い弟の姿等、それは、日頃、見えている人には撮れない写真たち。この子たちは、撮った結果を見る事ができないので、ご両親が赤いセーターを着てソファーに横たわり居眠りをしている等、説明すると頭の中で情景を浮かべ、楽しんでいるとの事でした。ハンディを楽しみに変えた子供たちに頭が下がります。
「人間の脳は何かを獲得すると同時に何かを失う。つまり獲得と喪失は表裏一体なのです。...そもそも人間の脳全体が森のようなもので、神経細胞も木の葉がさざめくように音楽を奏でます。普段、気がつかないものにいかに意識をむけられるか。それによって、人間の感覚も行動も、どんどん開かれるものです。」(「殯(もがり)の森」広告特集より引用) 脳科学者、理学博士である茂木健一郎氏と、映画「殯(もがり)の森」の監督である河瀬直美さんとの対談における茂木氏のコメントです。脳の細胞が機能を失っていく認知症は、逆にそのことによって得られるものが必ずあるはずと説かれています。
答えは、この映画の中にあるのでしょうか。
答えは、この映画の中にあるのでしょうか。