「Quatre-feuilles（キャトル・フィユ）」＠藤が丘（☆彡）
昔住んでいた藤が丘にもお洒落なフレンチの店ができました。ちょっと感慨深い。
このあたりにはこういう本格的なお店がなかったので使い勝手も良いお店の登場に小躍りしました。
手ごろな価格に豊富な選択肢、お洒落な空間で本格的なフレンチと四拍子揃ったお店です。
住所：横浜市青葉区藤が丘２－３－２第２飯田ビル２Ｆ
電話：０４５－９７１－５７１６
定休：火曜
営業：１１時半～１５時／１７時半～２１時半
藤が丘から程近くの陸橋の近くのお洒落な建物。お店は螺旋階段を上がった場所に。
大きなガラスの壁で中はオフホワイトの穏やかな空気の空間。モダンで落ち着く良い雰囲気です。
一番奥のテーブル席に座らせていただきました。壁には間接照明で白い石にいけられた百合などの緑が美しい。小さいながらも高級すぎずカジュアルすぎず、なんともセンスの良いデザインされた空間には脱帽です。
目の前のガラスの向こうには一人で奮闘するシェフの姿。
０８年４月７日夜の来訪。
ちょうど１７時５０分で先客は子供連れの家族３人。誕生日らしいが大人しく利口そうだ。うちの娘もこうなって欲しい。
エルダーフラワーbottlegreen elderflower ５００円
緑色の瓶で。微発泡のジュースで酸味があり美味しい。カナダ産の天然のガス入りの水にイギリスのフレッシュなエルダーフラワーを漬け込んだ飲み物みたいです。シーブロ株式会社という輸入会社ですね。
ジンジャー＆レモングラス ５００円
もう１杯はこれ。ジンジャーの刺激にレモングラスのさわやかな香りが良い。
Diner \3.990
Amuse-bouche、Entree、Poisson ou Viande、Dessert、Cafe ou the、Pain de seigre a la maisonからなるメイン料理が魚料理又は肉料理のディナーコース。前菜、メイン、デザートはプリフィクスで７種類くらいから好きに選ぶことができます。
一口オードブル
塩ダラのブランダード。一緒に酸味のある玉子のソースが。上には焼いたバゲットが刺さっていますのでそれにつけていただく。バゲットをクルトンと読んでいたけど、それが正しい名称なのかな？
自家製ライ麦パン。
丸いライ麦パンは温かかく齧るとその麦の香りがとてもよく口に広がります。薄切りでついてくるバターをつけていただくと、ついつい食べる手がやまず、一つ食べてしまいました。２個出していただきましたが、おかわりは自由とのことです。なんともうれしい。
鴨のフォアグラのポワレ 本日のスタイル（＋１５００円）
フォアグラは２枚。中は限りなくレア。表面はじっくりソテーされてやや苦味が。キャラメリゼが少々裏目に出ている気がします。フォアグラらしく甘いソースでいただく。塩加減もちょっと足りないかな。上には好ましい歯ごたえと香りのゆがいたチリメンキャベツにオニオンフライ、そして炒った松の実です。松の実の脂分はフォアグラの脂とぶつかるのでちょっと余分に感じました。食感は良いけどなくても良いかも。
琉球アグー豚肩肉のコンフィ ４種の胡椒風味
塩漬けして低音のオリーブオイルで長時間煮た後にローストした肩肉。ドンとアグー豚に厚切りのコンフィがきました。脂身が多いのでちょいと驚くかも。
この脂身がジューシーでとろけます。表面の皮はカリッと硬めに仕上げられていてコンフィされた肉自体も風味が強い。香りの強いスパイシーな黒胡椒と穏やかな摩り下ろした白胡椒が添えられています。ソースは先ほど同様甘めのソース。グリーンやピンクのペッパーの粒がそのまま入っています。ソースの傾向が重なった感じになっているのはぼくの選択ミスだなぁ。
付け合せの野菜は蕪、ブロッコリ、インゲン、小さなにんじん、さいの目の揚げたジャガイモもおいしかったです。
ピスタチオ風味のクレーム・ブリュレ 黒ゴマのアイスクリーム添え
緑の色を帯びた濃厚なクリームのクレームブリュレ。はっきり言ってぼくの好みです。上には緑色のピスタチオ。
添えてあるのはゴマのアイス。洋梨にレッドカラント、イチゴ、ブルーベリー…にプルーンでしょうか。ソースは蜂蜜でした。
飲み物はエスプレッソを。
この店の総評は☆彡（一つ星半）。塩梅がぼくの好みとは少々ずれていたためでしょうが、この価格でこの選択肢であればとてもよいお店だといえます。知れ渡れば藤が丘周辺の住民層ならきっといつでも混んでいる店になりそうです。
さっそくこの店の存在を藤が丘の野郎どもに教えてあげねば（笑）