「マダム・トキ」@代官山(☆彡)
http://www.madame-toki.com/

 
 代官山で27年以上の歴史を持つ一軒家レストラン。
 ドラマ「王様のレストラン」をはじめ、テレビや雑誌の撮影にも使われる趣きある洋館は代官山というハイソな土地にぴったり合い、そのサービスや料理は時代の潮流にとらわれず独自の世界を展開しています。

 扉を開けてすぐ広がるダイニング、2階へと続く装飾された円筒状の螺旋に階段に、驚愕の化粧室。どれもが記憶に残ります。
 
住所:渋谷区鉢山町14-7
電話:03-3461-2263
定休:月曜(祝日は翌日)
営業:12時~14時/18時~22時
 
 古い洋館の門構えの上には黄色い看板と飾りつけにランプ。

 飾りつけは「王様のレストラン」で見たものと同じような感じです。
 入ったところには赤いポルシェが一台停まり、その奥にはパティスリーがあります。

 小さな庭園があり、向かって右には洋館と見慣れた扉。その奥が直にダイニングにつながっているという構造。

 

05年10月5日の来訪。


 到着は30分以上前。時間があったので先にパティスリーで買い物。家内にお土産を購入しました。

 このパティスリーの営業時間は20時までですが、レストランと連動していてそちらの冷蔵庫に帰りまで冷蔵庫に入れていてくれるので安心です。
 その後もまだまだ時間があったので、そのパティスリー「ラ・コロンバ」で相談したところ、その横にある小さな扉から2階に案内してくれ、新婦さんが控え室に使う部屋で少し待ちました。古い洋館であることがじっくり伝わってきますね。もっとも、実際にはこれが1978年の新築だそうです(笑)。うーん、信じられない。

 18時前になって、予定のダイニングへ。しかし、ぼくらはメインダイニングではなく、その横に併設されているような個室チックなところでいただく。なんと、そこまでは装飾された螺旋階段を降りていくことに。これ、普通の食事では使うことが出来ないのでちょっとうれしい。
 
ディナーコース 14800円

 前菜5品のコース。


 テーブルの上には「MadameToki」と彫られた銀の皿。赤く長い蝋燭が飾られています。


 まず突き出しに出てきたのは緑のオリーブ。種の入ったまま漬けられたもので味は普通かな…。

 パンは銀色の装飾された皿に岩塩を使ったフォカッチャと自家製酵母の丸いパン。

 バターが秀逸でふんわりしたクリームみたいで無塩ではありません。

 

アミューズギュール)一口前菜盛り合わせ


 スモーキーな香りの広がる牛頬肉の燻製のスライス。半分殻がついている茹でた落花生。竹串でとめられた生ハムのスライスりんご巻き。にっちりした食感の乾燥クランベリー。クリームチーズの上に立てられたジャコのせんべい。グリエールチーズを詰め込んだ一口パイ。竹串でとめられたプチトマトにチーズ。
 
前菜)冷製キャビアのスパゲティ


 あっさりした塩味のスパゲティで、上にキャビアと浅葱に海塩かな? 塩味が良い風合い。量は少ないのでペロリといける。
 
前菜)マグロのマリネと野菜のグレック


 ガラスの皿で。マグロの赤身にギリシア風の野菜をあわせてマリネした皿。パプリカ、カリフラワ、ニンジン、セロリ、サニーレタスなどです。酸味のあるサラダ仕立てでマグロはブロックでしっとりしています。
 
前菜)冷製コンソメスープ


 トロリとしたゼリーのような口当たりの本格的コンソメスープ。牛肉と香味野菜でしょうか。ひさびさに本格的なものを飲んだ感じです。トロトロにあわせてじゅんさいをトッピング。
 

前菜)帆立のフリカッセ

 トランペット茸を添えた帆立貝と各種キノコとニンジン・ジャガイモのフリカッセです。白いクリームで煮込んだ料理のことみたいですが、生に近い帆立は美味。トランペット茸は香りが活かされていてストレートに楽しめました。
 
前菜)甲烏賊のグリル イカ墨のリゾット添え


 非常に香ばしい焼いた甲烏賊。その下にはほうれん草とイカ墨のリゾット。プリッとしていて歯ごたえもあります。リゾットは
 
魚料理)ルジェのソテー


 ルジェというのは日本ではヒメジと言われる魚らしい。皮は揚げられたかのようにパリパリになるまで絶妙に火を通され、白身はかたすぎずほど良い味わい。 バジルとオリーブオイル、トマトソースが添えられています。付け合せはナスのソテー。これもこちらの方が美味しいかもと思える茄子の持つ良さが出ていま す。
 
口直し)コーヒーのグラニテ


 見かけよりもコーヒーの味は濃い。昔懐かしいシロップ入りのコーヒーの味がします。上には生クリームをちょろり。

 

肉料理)牛フィレ肉のソテーフォアグラのせ


 柔らかな牛フィレ肉のソテーにこれもソテーした同じ大きさのフォアグラをのせて、マデラ酒のソースでいただく。周辺にはさつまいもや南瓜、ニンジンなどの野菜で彩られています。
 
チーズ)


 8種類くらいがワゴンで運ばれてきました。ウォッシュ系のものを2ついただきた。本当はヤギのものも含めて3つ頼んだのだが、聞こえなかったようです。 みんなでいろいろ頼んだのですが、これがどれも美味しい!!

 手を加えず出されたチーズは素人向けに優しいものを選んでいるみたい。癖が強くない分インパクトにはかけますが、どれも非常に美味しい。これにこだわりのハチミツもついてきます。
 
デザート)

 12種のデザートから好きなものを好きなだけ選べます。

 ぼくはカシスのシャーベットとプリン、クラシックなガトーショコラ、チョコレートのムース、ナッツのケーキをいただく。

 ベーシックなケーキの数々ですが、うれしいサービスですね。
 
コーヒー)

 最後のプティフールには、ブランデーのきいたトリュフチョコレート、チョコレートコーティングされたオレンジなど。

 カップはブルージュの「Duc de Bourgogne」 で使っているのと同じような赤い縁取りです。
 
 メートルの応対はやさしく慇懃な感じ。悪くないのですが不思議な印象です。サービス料は10%。

 
 トイレですが、男女の別なく1階には一つしかありません。中に入ると洗面所がありますが、用を足す場所は低めのついたての向こうに。もし女性がいたら、ひょいと覗くと見えてしまいます。こ、これっていいのかな(笑)。

 
 ところで、ドラマはどこで撮ったのか不思議に思いましたが、ダイニング入り口の扉の前だけだそうです。それ以外は完全セットだそうで。しかし、随所に雰囲気は取り入れられている。例えば、バールの印象やスタッフの衣装などです。
 
 最新のレストランに比べると料理が少々オーソドックスすぎるかも。もちろん、雰囲気といい、サービスといい、その内装といい、一軒家レストランにふさわしい格を感じることが出来ます。

 

マダム・トキフレンチ / 代官山駅中目黒駅神泉駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5