先日、GAFAから個人情報を取り戻すためにブロックチェーンが生まれた説についてお話ししましたが、
なんとGoogleが仮想通貨業界への参入を目指しているとの情報が!
2月18日に報道された内容によると、Web2.0ユーザーの利便性向上のため、ビットコインのエコシステムと連携を強化したいとの考えを明かしたそうです。
香港で開催された仮想通貨の祭典「ビットコインテックカーニバル」では、Googleのweb3.0戦略担当者が
「2024年の仮想通貨ETF上場によって、Web2.0企業にもビットコインへの参入機会が生まれた」と語ったとか。
さらに、Googleが昨年からビットコインのエコシステムと協力関係を構築し始めていることを明らかにしました。
また、仮想通貨ウォレットの運用に関して、
「Web2.0のような使い勝手を実現させたい」としています。
現在、仮想通貨を取引するためのウォレットは中央集権的な取引所に開設した口座か、メタマスクなどの個人所有ウォレットが一般的です。
取引する者同士が直接やり取りしたり、外部プラットフォームを利用して送受金したりする場合、個人所有ウォレットの方が便利でしょう。
しかし、ログインのためのパスワードや、万が一パスワードを忘れた時の鍵となるシークレットフレーズについても、
個人で厳正に管理しなければなりません。
いっぽう取引所の口座は、ログインパスワードを忘れた場合でも取引所に問い合わせれば他の方法でログインでき、パスワードの変更も容易にできます。
取引する上でなにかトラブルが起こった場合も、すべて解決してくれるわけではありませんが相談に乗ってもらうことはできます。
国内取引所の場合、金融庁の監視もあるため基本的に安心して利用できるでしょう。
ただし、取引所の都合で特定の仮想通貨について取引を停止されたり、高い手数料を取られたりするデメリットもあります。
個人所有ウォレットのような自己管理ではなく、
第三者に資産を預けているという不安もあります。
もし、個人所有ウォレットのように直接取引がしやすく、
取引所口座のようにログインがしやすいウォレットがあれば…
Googleは、そんな夢のような仮想通貨ウォレットの開発を目指しているようです。
具体的には、Googleアカウントでのログインが可能で、
Web2.0決済システムと同様の利便性を追求した新しいウォレットが必要だと考えています。
さらに、高度な暗号化技術によって、オンチェーンでもオフチェーンでも信頼性の高い通信ができるよう検討しているとのことです。
メタマスクは便利だけど、
シードフレーズが分からなくなったらお終い…
そんな心配がなくなる時代が来るかもしれません。
今後正式に発表されるであろう、Googleの新情報に期待したいですね!