仮想通貨を初めて購入する時は、どうしても国内取引所からのスタートになります。
海外取引所でしか取り扱われていない銘柄もありますが、これを購入するにはまず国内取引所から海外取引所へ購入資金を送金しなければならないのです。
あとはスワップ機能を使うという手もありますが、
どのみち国内取引所に一旦は資産を預ける必要があります。
今回は、人気の仮想通貨が国内取引所で買えるのかどうかを調べてみました。
ビットコイン(BTC)
BTCは、GMOコインやBitFlyer、DMMビットコインなど多くの取引所で取り扱われています。
初めての仮想通貨購入では、BTCが選ばれることが多いでしょう。
決済通貨としても浸透しはじめています。
イーサリアム(ETH)
GMOコインやBitFlyer、DMMビットコインなど、こちらも多くの取引所で購入できます。
ETHはNFTの取引にも使われる通貨なので、投資だけでなく実際に使うトークンとしても人気が高い銘柄です。
ただしガス代が年々高くなっているので、利用シーンに応じて多めに用意しておく必要があります。
リップル(XRP)
GMOコイン、BitFlyer、DMMビットコインなどの取引所で購入可能です。
XRPは世界40ヵ国以上の金融機関と提携しており、国際送金に適した仮想通貨です。
低コストでスピーディーな決済ができます。
今後、銀行を介した送金手段に代わるとされているため、今から投資しておくのにもおすすめの通貨ですね。
発行企業が管理・運営を行っていることから、「真の仮想通貨ではない」という意見もあります。
しかし、この中央集権的な体制が国際的な信頼を勝ち取っているとも言えるでしょう。
Polygon(MATIC)
Polygon(MATIC)は、BitFlyerやbitbankで購入できます。
NFTマーケットOpenSeaでは、ガス代が高いETHよりも低コストで取引できるPolygonネットワークによってNFTを発行することが可能です。
このNFTを初めて出品する場合、Polygonネットワークを使うためのガス代としてMATICを支払います。
2022年9月まではPolygonネットワークでNFTを発行すれば初回の出品料が無料だったため、
ルールが変わってから慌ててMATICを買い求める人が殺到しました。
不要なETHやWETH、PolygonETHがある人はスワップで手に入れても良いですが、
ネットワークを間違えてセルフGOXをしてしまう可能性もあります。
心配な人は国内取引所から直接購入するのがおすすめですよ!
こんな仮想通貨は海外取引所で買おう
国内取引所で取り扱いのない銘柄の場合は、海外取引所から購入するしかありません。
まずは国内取引所でBTCやETHを購入し、それを海外取引所の口座に送金することで対象銘柄を買うための資金にするのです。
送金時はガス代がかかるため、できるだけ低コストな仮想通貨を使用するのも一つの方法だと思います。
せっかく資金を用意したのに、スワップや購入ができず欲しい銘柄が手に入らなかった…という場合も想定されるので、
どの通貨をどの通貨で買えるのかということを、しっかりシミュレーションしておいてくださいね!
海外取引所でしか買えない銘柄についてもまとめてみました。
・テザー(USDT)
米ドルに裏付けされたステーブルコインで、国際的な信頼度も高い銘柄です。
海外でも人気ですが、国内取引所には取り扱いがありません。
・バイナンスコイン(BNB)
低コストでスピーディーな処理ができるBSC(バイナンススマートチェーン)を使うためのガス代として使用される銘柄です。
PancakeSwapもBSCを使用しているため、利用者は用意しておきましょう。
・シバイヌ(SHIB)
イーロン・マスクお気に入りとして有名になったミームコインです。
冗談のようなトークンですが、かつては価格が高騰したこともありました。
今は0.001円くらいなので、価値があるとは言えませんが…
また人気が復活するかもしれないと考える人も多く、いまだに取引されています。
国内取引所の使い方にも注意!
販売所or取引所
仮想通貨取引所のなかには、銘柄によっては取引所取引ができず、販売所からの購入しかできないところもあります。
取引所取引よりもレートが高くなる場合もあるので、お得に購入したい人にはデメリットになるでしょう。
ただ、希望のレートで売り注文が出されていない場合は、いつまで経っても購入できません。
それなら販売所から直接購入した方が良いというタイミングもあるので、一概に「取引所取引ができないならナシ」とも言えないのです。
これはもう、実際にレートを見て決めるしかない!
販売所の価格があまりにも高すぎる場合は、取引所取引ができるところを利用しましょう。