昔、ヨガを始めたばかりの頃、読んだ雑誌に書いてあった一言。
「なりたいじぶんになりなさい」
なりたい自分になっていいんだ!!
衝撃を受けました。
私、なりたい自分になれる!
それなら・・・・・
そこから人生の計画表を立てました。
・いついつまでに大学院留学をする
・いついつにこの仕事に就く
・いついつに結婚をして子供を産む
・ダイエットをして、ウエストと足を細くする
理想の自分の書き出し作業は、心が弾みとってもワクワクしました。
だって、理想の自分が紙の上に書き出されてくるんですもの。
理想の私は可愛いワンピースをして、バリバリ仕事をして、朝子供を幼稚園に送り届けるお母さんでした。
数年後それらが叶ったかというと、
ぜーんぜん叶いませんでした
努力をしていなかったか?というと、そういうわけではないです。
残業続き、朝7時過ぎから終電まで働く中、週末の大学院留学のための塾にも通い、分厚い問題集も解いたりしていました。
朝は早起きして、ヨガや有酸素運動をしました。
仕事も頑張っていました。
恋愛もそれなりにしていました。
しかし、仕事に追いまくられて、いつもこんな感じでした。(コーヒーではなく、ユンケルとかの瓶が数本並んでいるときもありました。)
そう、「社畜」です。
今ならわかります。
なぜ叶わなかったのか。
努力ではないのです。
体育会系の人(=私)がやりがちなのが、気力体力で乗り越えようとすること。
ときには必要です。
体力ってメチャクチャ大切です。もちろん努力も大切です。(言ってることが支離滅裂だと思うでしょ。)
正しい前提の上の努力なんです。
私の計画表の目標には、一貫した共通項がありました。
それは
「今の自分が嫌で変えたいから、目標で挙げた素敵な人になること」。
いやいやいや、あまりにも可哀想じゃないですか、自分
毎日終電まで頑張っているんですよ。
疲れた体に鞭うって、早く起きて、太陽の光を浴びながら(ゾンビのような感じで)ヨガや有酸素運動をしているんですよ。
あのときの私には「なりたい私になる」ことよりも、
「今の私をそのまま受け入れること」
が必要でした。
計画表に書いた目標の根底には、こういう理由がありました。
大学院の経歴がある人の方が面白い仕事をしている(ように見えた)から、わたしも大学院にいく!
その大学院を卒業して、この試験にパスしたら、この仕事に就く。
その仕事をしている素敵なわたしが、ママになる・・・・。
今のわたしを無視しているため、その後の計画が総崩れになります。
計画表でかなっているのは、ダイエットくらいなものです。
では、なぜダイエットは上手くいったのか。
・もともと運動部だったわたしは運動が好きだった
・運動した後の爽快感が心地よく、その感覚を味わいたかったから運動が続いた
・足の間に隙間ができたりすると、気分が上がり、ますます時間を割くようになった
もっと背が高かったらなぁ、とか足が長かったらなぁとかは勿論ありました。
けれど、大人になったら身長を伸ばすことはあまりできません。(伸びているひともたまにいますが。)
なので、「背が低い」「足が短い」ということは、「しかたがないな」と受け入れていました。
この「しかたがないな」が大きな違いなのです。
仕方がない、でも気持ちいいから運動する→細くなる(身長は伸びません)。
「なりたい自分にはなれる」
だから、貴女がなりたい自分になる行動を起こす前にひといき置いて、自分を受け入れてみてください。
そうしたら次の行動が変わってくるはずです。
最後まで長い文をお読みいただきまして、ありがとうございました。