2022年2月、自宅でソファーに寝転がっていたときに、右胸のしこりを発見しました。

胸が痒かったから触ったのか、触れた経緯は覚えていませんが、「あれ?しこり?」と思われるものが触れたのです。
とてもドキっとしたのを覚えています。

その後は何度も確認しました。
そして、これは乳がんなのだろうか?とネットを調べまくりました。

「しこりが動く場合は良性」


同じようにしこりを発見し検索した方々は、この言葉を目にしたことがあると思います。

動くといえば動くし、大丈夫かなぁ…
と思いながらも「念のため検査してもらおう」とネットで評判のよさそうな比較的自宅から通いやすい場所にある乳腺専門クリニックを予約。

人気があるからか、予約は混み合っており約2週間先の日になりました。

会社の健康診断は毎年受けており、婦人科、乳がんの検査も30代から毎年受けています。
4ヶ月前の10月に健康診断を受けたばかりで、異常もありませんでした。

健康診断でマンモグラフィ、エコーともに経験済ですが、初めてのクリニックでの検査。
男性立ち入り禁止のクリニックで、事務の方も検査技師さんも全員女性のクリニックです。
近代的で若い女性も快適に過ごせるように工夫されたクリニックでした。

検診に来ている方は、私より若い方が多かったです。
こんなにたくさんの人が検査に来ているんだなー、と。

自覚症状ありでの検査のため、保険適用での検査です。
マンモグラフィとエコーを両胸行いました。
機材は最新っぽく、マンモグラフィは3D撮影(トモシンセシス)だそうです。
そこまで痛くなかったような気がします。

その後、先生と結果の確認。

・右胸に2.5cmくらいの影あり
・形がキレイだし、のう胞っぽい
・急に大きくなるのは、のう胞の可能性が高い
とのことでした。

一安心。

のう胞であれば水が出てくるから、不安であれば針を刺してみましょうか、と。
髪の毛くらいの細い針なので、痛みもほぼないと言われました。

念のためお願いすることにしました。

ベッドに横になって、針を刺す部分に麻酔を塗ります。
エコーで場所を確認しながら、細い針をプスリ。
痛みはほぼなかったと思います。

針を刺したまましばし…
すぐ終わると思ったのに少し長いなーと思ったら、先生から「水が出ませんね…」と。

針を抜いて改めて
「今日は細い針しか出来ないのですが、大丈夫だとは思うのですが、不安でしたら後日針生検も出来ますよ。」
と言われました。

お!これは巷で痛いと噂の針生検ね。と多少の恐怖はありつつ、安心するためにも1週間後に針生検の予約を取って帰りました。


ひとまずは安心して帰ったのです。


私の乳がんのサブタイプはトリプルネガティブです。

今思えばですが、トリネガの方は初見で「大丈夫そうだけど念のため検査」から発覚する方が多い気がしました。
よく言われる”形がイガイガの腫瘍”、”小豆のように硬い腫瘍”は、乳がんの約7割を占めるホルモン依存の腫瘍のことを指しているのではないかな、と思いました。

乳がんに占めるトリネガの割合は、2割弱です。
私の場合、所感ですが、しこりは小豆のように固くありませんでした。

とはいえ、乳がんといっても十人十色です。
念のため検査して、本当に良かったと思います。

針生検から告知へ続きます。