「不甲斐ない・・・」
今シーズンの自分のベンフィカでの活動を
総括するとこの一言に集約されるかもしれません。
今日のトレーニングを持って
僕の担当させてもらっていた
ベンフィカ２０１１－２０１２シーズンの
トレーニングが終了しました。
今シーズンは新たにＵ－７の選抜チームを
アシスタントとして担当させてもらい
またさらにたくさんのことを学ばせてもらいました。
ベンフィカ流の育成方法を
実践として１年間じっくりと学べたことは
自分にとって大きなことでしたし
非常に価値のあるものだったと思っています。
ただ今シーズン、自分の中で
フラストレーションとして溜まっていたのは
自分でトレーニングを進められないということ。
さすがに選抜チームともなると
練習内容はすべてコーディネーターや
メインコーチが決めるので
我々現場のアシスタントコーチは
それに従ってトレーニングを
進めることしか出来ません。
自分自身、トレーニングでアイデアを出し
それぞれの課題を解決させて
選手を上手くさせていくのが好きなので
それが出来なかったのは少し残念でした。
もちろんその環境の中で自分なりに工夫をし
アップの中でフェイントを教えてみたり
１人１人に少し技術的なアドバイスをしてみたり
練習前の説明を工夫してみたりと
いろいろなことを試みてはいましたが
「これ！」 といって大きな成果を残すことはできませんでした。
しかも就任するにあたって
僕の頭の中にあった目標・・・
それも達成することはできませんでした。
「自分に練習やらしてくれたらな・・・」
何度そんなことが頭をよぎったことでしょう・・・
しかし、そんなのは言い訳です。
その与えられた環境の中で
最大限の仕事し、結果を出す。
それがプロフェッショナルだと思います。
そうゆう意味では今シーズンの僕は失格です。
来シーズンどこか違うカテゴリーを
担当させてもらうことになった時に
二度と同じことを繰り返さないようにと
心に刻んでいるところです。