さて、ここまでRL78_1006 CPUボードで開発の手順について説明してきましたが、一段落ついたので、ここではRX230 CPUボードでの開発手順をご紹介したいと思います。
基本的にはRL78と同じなんですが、若干の違いもありますから、それらを含めてご紹介したいと思います。
使用するCPUボードはRX230_C CPUボードです。 RX230_CPUボードのコネクタCN4に26ピン、CN5に30ピンのソケットを半田付けしたもので、ブレッドボードを使用した試作に向いています。
CPUはピン数が64ピンですので、RL78_1006よりも3倍以上、I/Oが使えます。また、A/Dコンバータ、D/Aコンバータが分解能12ビット、ROM256KByte、RAM32KByte、クロックが外部クリスタル使用で、50MHz動作可能と、本格的な開発にも十分対応できる内容となっています。
開発はRL78_1006同様、CS+ for CC環境、CコンパイラがRX用になります。エミュレータE2で電源供給(+3.3V)、プログラムのダウンロード、実行、ステップ実行等が行えます。
このCPUで開発して行って、ピン数が足りない場合、同じクロックでピン数が100ピンのRX230_100もあるので便利です。