東京だヨ、疲れたよおっかさん | 八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳ゆるふわ日記

八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(西荻窪ワインバー「CORKS」)

 

 八ヶ岳南麓から東京・杉並の家で2泊して再び八ヶ岳南麓に戻ることになった。

 

 今回の東京ショートステイでは、

・かかりつけ医で血液検査の結果を聞き、ついでに2か月分の薬をもらう

・いきつけの床屋(カットのみ2800円)で散髪してもらう

・ゴルフのレッスンを受ける

・アルトサックスのレッスンをうける

・新規開店のワインバーに行く

とまる2日間で行事がもりだくさんだ。

 

「じゃあもっとゆっくりすりゃあいいじゃないの自分の家なんだから」、というのはごもっともなのだが、八ヶ岳南麓で中々手に入らない万願寺唐辛子の苗が4月19日に綿半に入荷することが分かったのでどうしてもその日に帰らざるを得なかったのである。翌20日は土曜日でおそらく苗は即日売り切れてしまうだろう。 

 

 この日午前中はゴルフのレッスンに吉祥寺へ。

 私がお世話になっている「吉祥寺ゴルフ倶楽部」は会費で月に4回レッスンを受けられるので何がなんでも4回通わねばならない(5月~10月は休会するつもり)。

 1時間のレッスンと1時間の自主練習をこなすともうヘトヘト。

 入会時に「ちょこっと直すだけにするか、根本的に改善するか」問われて「根本的に」とお願いしたので敵も容赦がない。生まれてからこっち使ったことがない筋肉を駆使するせいで想像以上に難行苦行なのである。

 

(レッスン風景 曜日によって先生は違う 同倶楽部HPより)

 

 昼メシを食ってちょっとゴロゴロしているとアルトサックスのレッスンの時間だ。

 これも吉祥寺の貸スタジオで1時間みっちり。

 

 今日で5回目になるレッスンは、

月曜日に市場にでかけ~ とか、

プププ~ププププ プププ~プ~プ~(←アメージンググレース)

なんかは終わり、課題曲は「君の瞳に恋してる Can't take my eyes off of you(1967フランキーバリ)」となった。

 

 

(1982年ボーイズダウンギャングのカバーで大ヒット)

 

 難しい。

 全く曲にならない。まるで豆腐屋のラッパだ(ここ数十年耳にしないけど)。

 たしかにレッスンの冒頭「いつかは『君の瞳に・・・』とか吹いてみたいです」と言ったことはあるが、こんなに早くやらされるとは思いもしなかった。

 

 欠点だらけの私の演奏で特に悪いのが指使いらしい。

 指を柔らかく保ちながらそれでいて力強くボッチをおさえて、と見本を見せてくれた三浦みずきセンセイの手元からはあ~ら不思議、吹いてないのに美しいメロディがほの聞こえてくるではないか。

 

(私の愛機で見本をみせてくれる三浦センセイ)

 

 う~む。日暮れて途は遥か彼方だ。

 

  

(「キャノンボール・アダレイ風に撮って下さい」とセンセイお願いしてパチリ)

 

 腰、膝、肩(以上ゴルフのせい)、口、腹、指(同サックスのせい)がボロボロ、すっかり尾羽打ち枯らした私がその夜向かったのは西荻窪。

 ご近所の犬トモAさんの息子さんが西荻窪でワインバーを開業することになり、オープン初日のこの日さっそくお祝いがてらかけつけたのである。

 

(「CORKS」カウンター8席、テーブル席1のこじんまりした佇まい)

 

 マスター厳選の赤ワインが身体に沁みていく。

 ロケーション的にも「戎」や「よね田」といった猥雑な一画で飲んだ後に軽~く仕上げるのに幸便だ。

 

こういうとこ(「戎」の路地 乳母車にいるのは豚の赤ちゃん!)や、

 

こういうとこ(「よね田」近所の飲みトモと)ばっかじゃねえ

 

 あわただしい東京の最後の夜はワインとともにやさしく更けていった。

 

(自家製ムースおいしゅうございました)