オーベルジュ清里のフレンチ「ル・マリアージュ」再訪 | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(「ル・マリアージュ」のウェイティングルーム)

 

 囲碁トモのAさんが80歳の誕生日を迎えた。

 奥様が9月、家内が10月が誕生日なのでこの際まとめて誕生祝いをしよう、ということになり、Aさんご夫妻がこれまで行かれたことがないというので日本最古のオーベルジュ「オーベルジュ清里)」のフレンチ「ル・マリアージュ」を再び訪問した。

 

 レストランは窓際にテーブル席が6つあるが、今宵は満席。聞けば我々以外のお客さんは全て宿泊客とのこと。運転手役不在だとここまで足を運ぶのは大変だろう。

 

(まずはワインで乾杯 運転手役の奥様は口をつけただけ)

 

 この日のコース、まずは「鮮魚と夏野菜のゼリー寄せ」から。

 淡泊な味つけでホタテや旬の野菜の香味が引き立っている。

 

(料理名は忘れたので私が勝手に命名)

 

 続いてスープ代わりの一品「西洋茶碗蒸しとパテドカンパーニュ」。

 八ヶ岳南麓の店は概して味が濃いが、ここは優しい味わいである。 

 

(これも勝手に命名 以下同じ) 

 

 シェフ五味さんは地元清里生まれの清里育ち。

 ホテルオークラ(だったはず)で修業して当時はまだ砂利道だったという清里牧場通り沿いにオーベルジュを開業したのが1986年のこと。

 今は娘さんお二人が店を手伝い、婿さんが厨房に入るという幸せな環境で日々旨いものを提供されている。

 ちなみに塩山・恵林寺近くのワイナリー「駒園ヴィンヤード(旧五味酒造)」は縁戚ではないそうだ。

 

(私と同じ歳とは思えない若々しさ)

 

「清里で採れた天然のボルチーニ茸です」

「おお、デカい。この後の料理で使うんですね」

「いえ、今日は見てもらうだけ」

 

 ちっ、自慢したかっただけかい。

 一同クンクンさせてもらったが、湿っぽいだけで大した香りではなかった。

 

 香りマツタケ

 味シメジ

 ナリのデカさはボルチーニ

 

 本日のメイン、魚は「八ヶ岳サーモンのソテーナンとか添え」

 

(サーモンをぐるぐる巻きにしているのはビーフン様の超極細パスタ)

 

 旨い。

 Aさんご夫妻も大喜び、案内した私も面目をほどこしたというものだ。

 続いて「牧草のみで育てた牛のグリル」。

 

(行者ニンニクのソース添え これは前回と同じ)

 

 デザートもペロリと平らげ一同大満足したところで、

「たき火の用意が出来てますので、炉端で焼きマシュマロと果実酒をどうぞ」

とのこと。

 

 レストランの裏手にはお客さん分のたき火があちこちで柔らかな炎をあげていた。

 

(接客担当の下の娘さんと)

 

 この催しは夏の間ずっと続けている由。

 残念ながら星は見えなかったが、合同誕生祝いにふさわしいステキな夜となった。