66歳目前にしてついに花粉症になる | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(スギ花粉の飛来量は年間約500万トン今年は当たり年で1.5~2倍の量になるらしい 日本人全員の体重とほぼ同量の花粉が春先に浮遊していることになる)

 

 2023年になってからこっち、朝方から昼にかけて鼻水がとまらなくなった。どうやら花粉症になったらしい。

 

 私がそれらしい症状になり始めたのは2017年のこと。

 八ヶ岳南麓の別荘で庭や木立を歩いていると時折蜘蛛の糸が顔に触れたような感触があって、顔や頭がムズムズするようになった。

 

 やがてこのムズムズは鼻の穴だけに集中するようになり、2020年頃には八ヶ岳だろうが東京だろうが居場所に関係なく慢性的にムズかゆい状態になった。

 

(近江兄弟社の鼻の穴専用治療薬「メディクイックN」(販売元はロート製薬)試したことはないがこれ効くのかなあ)

 

 そして2023年になって鼻の穴のムズムズに加えて鼻水が止まらなくなったのである。

 いい年こいて、何故このような事態になったのか。

 

 花粉症のメカニズムは花粉(アレルゲン)を吸入した人体が体内に抗体(IgE抗体)を形成することから始まる。

 この抗体が数年~数十年の間に体内に蓄積され、我慢の限度(というのだろうか)を超えると

あたかもバケツから水があふれだすようにヒスタミンが出てアレルギー反応を起こす、というわけだ。

 

 このバケツのキャパシティは遺伝的なものや、食生活、ストレスなどの影響で各人各様だろうが、今回私のバケツからヒスタミンがあふれ始めたのは何のせいだろう。

 何十年も蓄積されたIgE抗体が偶々あふれだす時期に来ていたのかもしれない。昨年春に引っ越したこの界隈のスギ花粉量が以前より多いのかもしれない。

 有力なのは免疫力の低下が引き金になっている可能性だ。顔のムズムズが始まる1年前の2016年には水疱瘡を発症したのだが、これも免疫力が下がったことで50年以上体内で逼塞していた水疱瘡ウィルスが活性化したものである。

 

 仮にそれが事実だとすると、何故私の免疫力は下がったのだろう。

 考えられる要因のひとつは、半年前から服用している心臓病予防とコレステロール値改善の薬である。予防薬を飲み始めてから腸内環境が以前と変わった実感がある。

 

 今や日本人の半分が悩まされている花粉症。

 そんな国民病ともいうべき花粉症になって、これでようやく一人前になったような晴れがましさもある。

 予防薬の服用を止めるわけにはいかないから、せいぜい腸内環境を改善するヨーグルト飲料を飲むことにした。