八ヶ岳南麓秋のカレー紀行②八ヶ岳高原ロッジのホワイトカレー | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

(閑散とした八ヶ岳高原ロッジ 外気温13℃半袖じゃ寒い)

 

 新たなゴルフ友(の候補)は八ケ岳高原ロッジ近くにお住まいの別荘族Aさん。

 それでは高原ロッジのレストランでメシを食いましょう、ということになり、台風14号の余韻が残る中、野辺山まで出かけた。

 

 野辺山というとエラく遠くに思えるのだが、我が家から約20キロクルマで25分程度だから思いのほか近い。途中には「コスモス」もあるので一年ぶりにおばさんに会えるのも楽しみだ。

 

 三連休も終わり、台風が来たこともあって道中行き交うクルマは殆どない。141号からロッジ方面の道に入るといよいよ孤独感が増してきた。

 

(ロッジへと続く道)

 

 ようやくたどり着いた駐車場にはクルマが1台、2台。

 霧の中にぼんやりと佇むロッジはなんだか「シャイニング」のようだ。

 

(ロッジ正面玄関)

 

(Aさんがこんな人だったらどうしよう ジャックニコルソン演じる主人公ジャック)

 

 「こんにちは。ゆるふわさんですね」

 玄関で出迎えてくれたAさんは温厚そのもの。私の不安はたちまち吹っ飛んだ。

 

(ロビーにもヒト気はなくてどこまでもシャイニングっぽい)

 

 Aさんの奥様と三人でレストラン「花暦」へ。レストランも閑散としているが三連休は大賑わいだったそうだ。

 ここはやはりカレーだろう。

「国産牛とホワイトカレー」、「牛すじとろとろカレー温野菜添え」、どちらにするか迷ったが、ネタ的に面白そうなのでホワイトカレーを注文した。

 

 Aさんご夫妻がもともと土地勘のあったこの地に別荘を建てられたのは7年前のこと、ほとんど私と同時期らしい。

 以前この近辺に住んでいたことがある知人は、冬の寒さ(マイナス20℃がザラとのこと)はともかくとして、買い物が不便なので八ヶ岳南麓大泉に移ることにしたという。なんせ一番近いスーパーは「ひまわり市場」。そりゃ大変だ。

 Aさんご夫妻は東京で料理の下ごしらえを済ませたものを大量に持ち込んでいらっしゃるとのこと。近所で野菜だけ買えばいいような状態にしているのでひまわり市場まで足を運ぶことは滅多にないそうだ。

 

「二人とも酒が好きなので昼から飲み始めることもあります」

 そのお気持ち、よ~く分かります。

 お気の毒なことに界隈に歩いて行けるような店は皆無である。

 唯一高原ロッジがあるだけなので時折バーラウンジで飲むこともあるそうだが、ああいう所は決して財布には優しくない。といって大泉までタクシーで遠征するとなると、タクシー代は片道1万円は覚悟せねばならないだろう。

 

 そうこうするうちにカレーがやってきた。

 

 

(なんかポタージュみたい)

 

 「ホワイトカレー」というのはターメリックを使わないカレー全般の総称で、どうやら北海道で生まれたらしい。

 何故北海道でこんな変テコなものが生まれたのか(ホワイトチョコのアナロジー?)

 何故ターメリックを使わないことにしたのか(たまたま切らしてたりして)

 何故そんなものが八ヶ岳高原ロッジで出されるのか(野辺山の牛乳を使いたかった?)

 疑問が次から次へと浮かんでくる。

 

 味は、というと別段可もなく不可もない。

 ただ食い物は味覚、嗅覚だけでなく視覚でも味わうものだから、「白いカレー」という見た目がもうひとつしっくりこない。

 

 カレーの評価は?

 よく考えてみたらここは八ヶ岳南麓ではないから、まあ今回は番外編ということにしよう。

 

 それよりも重大なことは、ゴルフはいずれおつきあいいただくとして、「Aさんと飲む機会をどうしたら持てるのか」、という点である。

 私たちが八ヶ岳高原ロッジに宿泊するか(高いだろうな~)、はたまたAさんご夫妻に「ペンションブロッサム」にお泊りいただくのか。それ以外にうまい解決策があるのか、この辺はよ~く考えてみなくてはなるまい。

 

(「コスモス」営業中 リンゴもおばさんも見当たらなかったがどうやらお元気のようだ)