次の首相は安倍さんと石破さんどっちがいいのか | 八ヶ岳ゆるふわ日記

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八ヶ岳南麓大泉と東京を行ったり来たりの毎日。日々のよしなしごとを綴ります。

 石破さんが自民党総裁選への立候補を表明した。

 9月の総裁選は安倍さんとの一騎打ちである。国会議員票は安倍さんが圧倒しているが、党員票の帰趨は不透明で結果はなんとも分からない。

 

(鳥取出身当選11回 「カオが怖い人は意外に優しい」(この記事は → ここ )の典型かも) 

 

 安倍さん3選のリスクは(党規約を再改正しての4選はさすがにないだろう)、ご本人が「レガシー作り」に傾倒することだ。

  拉致問題

 日ロ平和条約

 憲法改正

 

 拉致問題は一人につき1兆円とも噂されている身代金を丸飲みし、日朝平和条約締結時に戦時補償金として支払う、という解決策がないわけではない。レガシーとしては一番可能性が高そうだ。 

 

(2016年当時の画像 この「自己責任男」の身代金は150万ドルらしい。「助けてください」って、まさかとは思うが日本政府に言ってるのだろうか)

 

 日ロ問題は無理でしょう。北方4島(2島であれ)に拘泥する限り解決の途はないだろう。

 先日JR北海道が破綻回避の緊急支援を受けることになったが、北海道本島ですらライフライン維持の限界に来ているというのに、今更離島の返還にこだわって何の意味があるのか(北海道の危機に関する記事は → ここ )。

 といっても北方領土が寸土たりとも帰って来ない、ということでは平和条約を締結したとしても右がかった方々はレガシーとは認めないであろう。

 

 最後の憲法改正もハードルは高い。

 本来は「憲法改正是か非か」なんぞの空論をしている場合ではない。

 1946年11月に公布された我が日本国憲法は、「世界に冠たる不磨の大典」としてただの一度も改正が行われたことがなく、今や「世界最古の憲法」となったそうだ。ちなみに国連憲章旧敵国条項が適用されているもう片方のドイツは1949年に憲法(ボン基本法)を制定してからこっち、その改正歴は60回に達したそうである。

 

 現在我が国の耕作放棄地は4440平方キロに達しており、これは山梨県の総面積(4465平方キロ)

とほぼ同じである。農業の担い手がいないのだから、さらに放棄地は拡大していく。

 一方全国には「ひきこもり」と呼ばれる、成人になっても働かず、自分の部屋から出ない人たちが大勢いる。7月の内閣府発表によるとその数は約70万人、予備軍が150万人いるという。

 「この連中をとにかく親元から強制的に引き離し、準公務員として耕作放棄地で農業やらせろ」という意見もあるが(私も賛成)、「憲法の壁」の前にはどうしようもできない。

 

 憲法第22条

「なんびとも、公共の福祉に反しないかぎり、居住、移転、および職業選択の自由を有する」

 

 自衛権だの地方自治だのはいいから、安倍さんにはこういった社会構造のゆがみを是正するための憲法改正に是非取り組んでもらいたい。

 

 一方石破政権のリスクは何か。

 この二人、政策面では殆ど差がない。どっちも中国地方出身の60代、親父も自民党議員の二世議員だから、思想信条もおツムの程度も大同小異なのである(石破さんがキリスト教に入信しているのが特異点かもしれない)。

 

 あえてリスクを探すなら、ひとつは「ポスト石破」目指した政争がすぐに始まり、政策推進力が減殺されることである。40年ほど前の「三木おろし」のような感じ。

 

 もうひとつは、顔である。

 外交上チャーミングな見た目は重要だ。まして黄色人種の場合はただでさえ白人からは嫌悪感を持たれるわけだから(勿論連中も口外はしない)、普通以上の容貌が求められる。

 

(安倍さんは白人に混じっても決してヒケを取らない)

 

左:トランプ「お前たち、陰でコソコソしてもオレの目はごまかせないぞ!」

右:安倍「う~ん、どの件?・・・そうだ、考えてるふりして言い訳はメルケルに任せちゃおっと」

 

 この点だけは石破さんがどんなに努力しても改善できるものではない。

 つまり、顔の差で安倍総裁三選がマシなように思える。

 変な顔のせいで損をする石破さんのお気持ち、私にはよ~く分かります。

 

(稀勢の里に似てる・・・ 残念ながら2021年は岸田さんかひょっとして小泉進次郎かも)