今はなぜお風呂を早く上がれなかったのか、よく分かる。理由は何個かある。


 最初の頃、小さい頃は、お風呂はとっても楽しいところだった。暖かかったり冷たかったりする水が、鏡が、シャンプーが、窓が、湯気が、泡が、など色々あるのだ。大体の人は湯桶でオナラ、などはしたことはあるんじゃないだろうか。そんな感じで、お風呂は私にとっては遊び放題な場所だった。私はそんなとてもワクワクするお風呂に入ると、夢中で色々アイデアが湧いてきて遊んでしまっていた。気づいたら時間が経ってる、そして怒られる。という感じだ。自分でも自分が止められないため、とても辛かった。ダメだ、と分かっているのに、ついついやってしまう。一回だけと決めててしまったが最後、夢中でやっている。


 また、私は子供の頃の1日をハードに過ごしていたから、という理由がある。全力で毎日を生きていたため、疲れがお風呂で出てしまっていた。疲れやすい体質だったのもある。頭や体を洗う元気が残ってない、ふとしたら眠っている。そんなことが多かった。やばいやばい、と残りカスの力でお風呂から上がる。その後に怒られるのは本当にしんどい。だから自分も早く上がりたいし、怒られたくない。しかし、コントロールはできない。親には分かってもらえない。毎日怒られる。とても辛かった。ここまでの理由は、多分シンプルな発達障害の影響だろうと思う。それからしばらくして大きくなった頃は、少し鬱気味になってしまったことが理由だろう。発達障害の二次障害と言われてるものになっていた。うつ病の人はお風呂が入れないという話を聞いたことがないだろうか。私はその症状が出ていた。お風呂がしんどくて仕方なかった。また、私は毎日お風呂のことで親や家族から怒られていたので、完全にお風呂に対するイメージとストレス度が悪い方向に行っていた。完全にお風呂が恐怖の対象だった。お風呂に入りたくない、そうゆう風になってしまっていた。お風呂に入る以前の問題が出てきたのだ。そこで入れない自分と入らなくてはならない自分の中で葛藤が起こり、時間がかかっていた。そして、お風呂に入ってもきつくて中々作業が進まない。時間がここでもかかっていた。毎日お風呂に泣きながら入っていた。早く上がれなければ、怒られる。でも体がきつくて動かない。どうしよう、と。家族は誰も私がそんな感じでお風呂に入ってるのは知らないだろう。友達にも家族にも相談できず、とにかくしんどかった。

私がお風呂に早く上がれない理由はこんな感じだ。ただ、当時は何もわからないままだったので、ずーっと怒られるだけで、どんどん自分に自信がなくなるばかりだった。

今では遊んでしまってお風呂から上がれないということはない。だから調子がよければスムーズにお風呂から上がれる。当時の私からしたら考えられないだろう。ただ、うつ状態になってしまうと、お風呂はなかなか入れない。お風呂に入らなくてもいい生活ができたらいいと毎日思っている。