Eat  Me



あなたは森に隠れて暮らしてた

1人で悲しそうな顔をしていた

人間を食べて生きるあなたは

みんなに恐れられた


私があなたと出逢ったとき

あなたは私を食べようとしたけれど

「ずっと1人で寂しいんだ」と

月を見て泣いていた


Eat Me

   この世界は何もかも通じあえると

   そう信じていた私は愚か

   分かりあえると感じていた

   そう感じていただけ

   人って愚かね




私と暮らすようようになって

物足りなそうな顔をしている

人間を窓からみるあなたは

みんなを恐れていた


本当は、私を食べたいのに

あなたはいつも我慢をしている

「君の料理はヘルシーだね」と

作り笑顔をしている



この暮らしになれてきた頃

「君といると落ちつくけれど、 

   僕の居場所は森かもしれない」と

言うあなたは、少し嬉しそうな顔をしていた