Eat Me
あなたは森に隠れて暮らしてた
1人で悲しそうな顔をしていた
人間を食べて生きるあなたは
みんなに恐れられた
私があなたと出逢ったとき
あなたは私を食べようとしたけれど
「ずっと1人で寂しいんだ」と
月を見て泣いていた
*Eat Me
この世界は何もかも通じあえると
そう信じていた私は愚か
分かりあえると感じていた
そう感じていただけ
人って愚かね
私と暮らすようようになって
物足りなそうな顔をしている
人間を窓からみるあなたは
みんなを恐れていた
本当は、私を食べたいのに
あなたはいつも我慢をしている
「君の料理はヘルシーだね」と
作り笑顔をしている
*
この暮らしになれてきた頃
「君といると落ちつくけれど、
僕の居場所は森かもしれない」と
言うあなたは、少し嬉しそうな顔をしていた