みなさま、こんにちは。
澤野大樹氏青森講演会主催
小野裕美子です。
まめしくてらな。(いかがお過ごしですか)
こちら津軽地方は
史上稀にみる災害級の大雪だそうで
八甲田山へ行かずとも雪の回廊が拝めます。
どんだば。
この一言につきるのですよ。
さて、短いですが澤野さんへの
インタビューに成功いたしました。
では早速どうぞ!
――澤野さん、こんにちは。
2025年もよろしくお願いいたします。
もちろんこちらこそです。
津軽弘前の雪が連日全国生中継されていますね。
その巨大な意味を思うと感慨深さもひとしおです。
しかし年末年始は一瞬で過ぎ去りましたね。
世間が連休している時は
私は大人しくしていますが、
今年は「奇跡の9連休」となったので、
大人しくしている期間が長かったですね。でもまあほぼ「灯火管制」状態だと言っていい。
――年末から年始にかけて、
これまた世の中がザワめいていましたよね。
「落ちて来るナイフはつかむな」
という相場の格言がありますが、
今は社会そのものがまるで
落ちるナイフみたいになっています。
――アメリカのロサンゼルスでは
大規模な山火事で大きな被害が出ていますが、
澤野さんはどう見ましたか?
デイヴィッド・リンチ監督の
映画 『マルホランド・ドライブ』 ってあるでしょ。
まさにその世界だと思いました。
これ以外に形容のしようがないですよね。
奇妙で異質で不可思議な世界。
まるで異界というか、見てはいけない世界。
洗練と頽廃が同居する世界。
足を踏み入れてはいけない世界。
――「BLUE BLOOD」の世界ですよね?
そのとおり。
赤い血を青い血に入れ替えた世界。
その新しい血は、
体内で新たなシンフォニーを奏でる。
そう信じて彼らはそうする。
どうしても諦めることのできない
自分の中の奥底に秘めてある
誰にも言わない秘密の成就。
たとえ他者を犠牲にしたとしても
実現しなければならない自分の奥底に潜む強固な欲望の実現。
だって私は
「世界で一つだけの花」なんだから。
そう信じて彼らはそうした。
そのために「青い血」が必要だった。
――じつに恐ろしい世界ですね。
その血は、限りなく透明に近い色をしている。
これは彼らの秘密だからね。
――まさにハリウッドですね。
オータニさんちも近いですよね。
いろいろあって手放しちゃったのかな?
――世界屈指のセレブの街ですよね。
その「セレブ」(celebrity)は
何をもって「祝福」され
「名声」を得たかかわかりますか?
ここが重要です。
交渉の末、
無事に「契約」が成立したから
祝福されたのです。
ある時、その者には声が聞こえるんだよ。
――声!?ですか?
サンタモニカから「来て来て」と、
風の言葉が聞こえてくるんだよ。
――ひやぁぁ!
その「風の言葉」は、
山からの強い風に吹かれて
そして
その風はマリブの人たちを包み込むのさ。
――時代は変るわけですね。
そう「変る」。
「変わる」ではなくて「変る」。
――そうやって世界中から
ハリウッドに集まって来るのですね。
集まってきたら
ホテルを探さなきゃいけない。
そのホテルに泊まる客たちは、
人生を駆け抜けるし、駆け抜けたのよ。
でもそのホテルは
一度、チェックインしたら
二度とチェックアウトできない世界ですから。
誰よりもポジティブに、
誰よりも早起きして、
誰よりも目標を明確に立てて来た。
秘密のノートに
成功スケジュールを書き込んで来た。
他の誰よりも、
人生という名の高速道路のファスト・レーンを
アクセル全開で突っ走って来た。
そして何もかも実現させた今、
今日もまた
マルホランド・ドライブを駆け抜ける。
でも、こうなってしまった。
かりそめの幻想ホログラムは
一夜にして崩壊する。
まるで転げ落ちる石のように。
彼らは天国への階段を上るとき、
神にこう訊ねられる。
How does it feel ?
近松門左衛門の
「人形浄瑠璃」の世界、
それはいわば「夢の世界」。
そんな「夢の世界」は
現在、崩壊中なんですよ。
ひとまずここで
短いかもしれないけど
示唆に富んだ深い内容になりましたよね?
――2025年初頭の御挨拶ですから。
ありがとうございます。
小野さん、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。おいといください(澤野大樹)
――こちらこそよろしくお願いいたします。
※この後も澤野さんのインタビューは
かなり長く続きました。
この続きはまた次回にお届けいたします。
画像出展:Mulholland Dr
改めまして新春のお慶びを申し上げます。
巳年初のインタビューはいかがだったでしょうか。
過去に講演会で出されたキーワードが
ふんだんに組み込まれており、
眼前に映し出されたスクリーンの画像を眺める感覚で
思わず息をのみました。
いつになくシリアス。ホログラムではありながらも
リアルと重なる気がしてなりません。
過去から連綿と紡ぎ出された
『Dream Is Collapsing』という視点には
じつに胸に迫るものがありました。
青森講演会も目前に迫って参りました。
みなさま暖かくしてお出掛けください。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
澤野大樹氏青森講演会主催
小野 裕美子
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こちらからお願いいたします。
※最新版「22番原稿」は近日発売予定ですが
発刊日はまだ未定です。
今しばらくお待ちくださいますよう
お願い申し上げます。
■各講演会詳細は講師公式Webサイトよりご確認ください。
【澤野大樹氏よりお願い】
講演会ご参加の際は、過去活字版原稿と
青森ブログインタビューで十分に予習して
ご参加ください。
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■ひとつの活字版を1か月以上、21か月以上かけて最新号まで。
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■まさかこれを達成された方がもしおられましたとしたら
歓迎いたしますのでぜひ講演会へどうぞ。(澤野大樹)
『活字版原稿』は、
■澤野氏が自分の講演会のために実際に用意した個人的な原稿です。
■講演会用に作成した講義内容が100%精妙に活字化されたものでレジュメではございません。講演会録でもなく、テキストでもなく、当日のためだけに書き下ろされた「生原稿」です。
■澤野氏から湧き出た直観のまま、できる限り手を加えることなく敢えて青森という「鏡」をとおして自然な形で残せるよう講師は努めております。
■毎回量は違いますが、A4版30ページから50ページくらいの簡易冊子形式となっております。
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