ミスター・ベースボール | 七転八起

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ブログを「書かなくてよい生活」を目指していますが
先は長そうです。

野球の沖縄キャンプに絡めてではないけど、相変わらず
大谷連呼でうるさいのでメジャーリーグ映画で。



上映は結構昔で、ジャッキー版「シティハンター」の
併映じゃなかったかなと。

学生時代、諸事情で急遽家に戻った時、あまりにヒマで
観るものがなかったのでコレらを選んだ記憶が。


成績が落ちたメジャーリーガーが日本で中日と契約し、
日米との差を描いた作品となっています。

いわゆる「助っ人外国人」が取り沙汰されてた頃であり、
時勢としてもバブル終焉期で日米が互いにやりあいを
していた頃ですね。

作品としても、野球とベースボール、日米のスタイルや
価値観の差が中心となっています。


特に序盤は、中日フロントの会社組織や管理野球と揶揄
された指導部の厭らしさ、そして主人公側のアメリカが
日本のスタイルをバカにするように描かれています。

これが当時のお互いの意識差の表れなのか、作品の演出
なのかはわかりませんが、いかにもな表現です。

当初は活躍できた主人公も、古キズや対策の為に成績を
落としていきますが、出来事を経て日本を理解しながら
復活していく典型的なお話となっています。


まあ出来事というのが、監督役である高倉健さんですが
衝突して話し合って、互いに理解しながら活躍するのは
ブラック・レインの頃からのお約束。

ジャックも監督の言葉で変貌し、チームや監督も姿勢を
変わっていくのはベタですね。

基本の構成はお約束の恋愛モノでもあるので、ガッツリ
互いの変革だけを描いている時間はないのだけど。


いずれにせよ、基本的な起承転結とイヤミな奴と善玉を
中心にした内容。

正直、映画館で観たときは特に感想もなく、淡々と時間
が過ぎるのを待ってたような記憶が。

併映のジャッキーCHも相当なデキだったので、視映後は
なんともいえない気分で帰った気がします。


今となっては、映画の作り方は日米であってもお約束の
作りは特段に差はないのだなと思ったり。

まあアクション映画でもなければ、そんなに違いがある
訳でもないですしね。

当時の時代の雰囲気を味わうなら視聴にどうぞって感じ。




本当は石橋貴明さんがでてる「メジャーリーグ」を観た
かったんですが、レンタルしかなくお金でるのでパス。

「メジャーリーグ」自体は、本場でも選手移動の際に
流れる王道作品のようですね。