5/7【卓球部女子】
令和5年度関西学生卓球春季リーグ戦/最終日/対関学大/於・YMITアリーナ

立命館 3-4 関学大

 試合前の校歌斉唱や、試合後のエール交換など、久しぶりに新型コロナ禍以前の形式が帰ってきた春季リーグ戦。立命館女子は開幕5連勝を飾ったが、6日の同志社戦に敗北。これ以上負けられない関学大戦を迎えた。


 序盤立命館は優位に試合を進めた。1試合目をエース田村美佳(法4)で取ると、そのまま、勢いをつけ4試合目、田村・河野凪紗(文4)組のダブルスで勝利した時点で3-1とリードして、あと1勝すれば勝利というところまで迫る。しかし5試合目、6試合目のシングルスを続けて落とし、相手に勢いを与えてしまう。

 

初戦を取った田村のガッツポーズ

 

 残すは河野のシングルスのみとなったが、勝敗で追いついた関学大は勢いづき「振ったら入る」という絶好調の流れになる。そして関学がポイントを取ると、ベンチや先に試合を終えた男子チームが陣取るスタンドから、感染症のことを考えず思いっきり出すことができる歓声が響く。結果この勢いを止められず、河野がゲームカウント2-0のリードからひっくり返され、まさかの逆転負けで最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 

試合後円陣を組んで試合を振り返る卓球部女子

 

 試合後河野キャプテンは試合を「やっぱり団体戦だなというのをすごく感じた試合だった。自分たちが3-1でリードしていて自分たちの流れだったが、5、6試合目を取られてしまって、7試合目の自分も負けてしまったが、関学の流れというか圧倒されてしまった。ミスというよりは流れや精神面で向こうが上だった。これがリーグ戦だなというのは凄く感じた。」と振り返る。

 リーグ戦全体では「今までよりチーム力が上がった。今までは後輩が固くなってしまってチームの雰囲気的にもあまり良くない部分もあったが、今回は自分がキャプテンになって初めてのリーグ戦だったが、コミュニケーションをすごい大事にして、後輩も伸び伸びやっていたのでそれがすごく良かった」と良い点を振り返った一方で、「自分たちがもっといい意味で攻め切れていたらもっといい結果になっていたかもしれない」と悔やんだ。

 

 卓球部の次戦は6月初めの関西学生選手権。個人での戦いとなる。そして7月には去年、旋風を巻き起こしながら惜しくも準優勝に終わったインカレが控えている。今後の卓球部女子の戦いぶりにも注目必至だ。

 

最終成績 5勝2敗 2位

VS関西大 ☆6-1

VS龍谷大 ☆6-1

VS京産大 ☆7-0

VS大阪成蹊大 ☆5-2

VS神戸松蔭女子学院大 ☆5-2

VS同志社 ★2-5

VS関学大 ★3-4

 

敢闘賞・優秀選手賞:田村美佳(法4)

ベストペア賞:田村美佳・河野凪紗組 

 

チーム全員での集合写真

 

敢闘賞・優秀選手賞に選ばれた田村

 

ベストペア賞に輝いた田村・河野組

 

文・撮影:山本倭央