「イヤ」が言えなくて…

「イヤ」と言っても無理させられて…


学校という場所は新しいことを学んだり、集団生活のルールを覚えたり、その中で友達との関係を築き深めたり…色々なことを経験しながら学ぶのだけど、自閉症の子にとって苦手なことがとにかく多い。

私たち親も、昔学校でイヤなことも頑張って来たから、無理をさせていると気付きにくい。


息子は支援学校なので、ビックリする様な無理をさせられることは滅多に無いけれど、発達に凸凹のある子どもは「学校」という場所で、私達親が思ってもみない困難を抱えてしまう。


今はもう聞かなくなったけれど偏食を無くす為の給食指導。
「イヤ」→「のこします」…という発信方法を子どもに(ことばでも、カードを使ってでも)教えたら、受け入れて貰える様になっていますよね。
ひと昔前は本当に大変だったみたいです。

息子は他の感覚過敏はあるけれど食べる方だけは特に困らずでした。
触覚、視覚、聴覚の困り事は色々ありました。


・学校指定のジャージを嫌がる
(色の切り替えが多いデザインなので縫い目が多くチクチクする)

・冷暖房を入れない時期も窓はキッチリ閉めておいて欲しい
(外からの音が沢山聞こえてしんどい、窓や扉が開いていると目に入る情報が増えてしんどい等)

息子は学校では大丈夫でしたが、よくある聴覚の問題
・音楽など特定の授業を嫌がる、運動会に参加出来ない
(不揃いな楽器の音、スピーカーの音楽、ピストルの音)


周りの人は大丈夫だけど我が子だけが嫌で1人違うと目立ってしまう…とか、
我が子に合わせて貰うと周りが困ってしまうとか
(学校以外の場所でも)
周りの目、社会のルールが絡むと「イヤ」を受け入れず頑張らせてしまうことが多かったです。

ルールを守る、集団生活で周りと同じ様に参加しなければいけないと思っていたけれど、学校のルールは変えようの無いことと思わなくて大丈夫だと、息子を通して色々な方から教わりました。


元々の、本当に素直で真面目な性格から頑張り過ぎてしまう…
自分の思いを表に出して、相手に納得して貰うコミュニケーションスキルの問題…

イヤでも頑張らせ「やれば出来るもんだ」と思って頑張らせ続けたら、ある日パン!と何かが弾けて他害や自傷が出る、学校へ行けなくなる…


学校へ行って、一番大事なのは「イヤ」と表出出来ることかも。
今日ふと思いました。


そして「イヤ」な理由を保護者と一緒に考えてくれ、対応してくれる先生との出会いは本当に貴重。


「イヤ」な時に、それを理解してくれる先生

「イヤ」な時に行けるスペースを確保してくれる学校(保育園・幼稚園)

「イヤ」な時に他の方法を考えてくれる先生と学校(保育園・幼稚園)


ずーっとではなくある一時期だけど、息子が大変だった時は息子の本当の気持ちを理解してくれる人がそばにいなかった。
(私も気付けていなかったり、気付いていても息子に頑張らせてしまったり)



学校なんてまだまだ先の小さい内は、子どもがパニックになった時、癇癪を起こした時、その理由や原因(キッカケ)を考える…次からの対応を考えるのはお母さんの役目。
反応せずにいるだけでは何も解決しないんですよね。

先を急ぎ過ぎず、自閉症の我が子の特性を正しく理解することが一番大切だと感じています。


息子が自閉症とわかって、自閉症について調べたり勉強したりして11年程。
大分わかったつもりでいても、やっぱり理解出来ていない。
日々、息子に教えられています。


以前、講演会で学びレジュメを整理した備忘録ですが…

問題行動?周りが困ってしまう行動が出るのは、本人が困っている時。

原因を探る、そしてその対応例

逆に言うと、普段からこれらを気を付けておくと良いこと…

出来ないことを要求されている

 →出来ることを要求する


わからない指示、言葉がけ

 →わかるように指示する・視覚的指示


嫌、困っていることをうまく伝えられない

 →適切な表現方法を教える


見通しがない、期待されていることが何かわからない混乱や不安 

→場所を整理する

→スケジュールを用意する

→何をすればいいか明確にする


★こだわり、パターン行動、誤学習 

→こだわりの対象を物理的に整理する

→よりよい行動を教える


★興味の無い活動

→好きな活動を用意する


★好きな活動を止められない

→終わりを明確にする


★感覚 : 不快な刺激

→感覚刺激を調整する


★過去の不快な経験や失敗経験

→成功体験を増やす

 


完了


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