RE: | a tiniest hope

a tiniest hope

ちっぽけな希望の話

 

春の便りが届き始めたので

わたしも手紙を書くことにしました

 

お元気でしたか

ちょっと前に訳の分からない記事をUPしたんだけれども

すぐに消しました

時々わたしは訳の分からないことをしたりします

 

今日、名前やなにかを一新しました

ここ何年かでいろいろあって、気持ちも身体もずいぶん変化しました

 

ずっと自分じゃない人間になりたかった

だから、リセットするごとに名前を変えて

違う自分を生きてるような気分になっていました

だけど、やっぱりわたしは私なんですね

諦めた、というか、自分を生きる決意をしました

て、そんな大それたことでもないんだけれども

 

でもだれかにとっては

わたしは桜花で

ほかのだれかにとっては

わたしはRitaで

別のだれかにとっては

わたしははるで

そして今あなたの前では

わこです

 

だから、あなたが一番なじみやすいわたしを呼んでください

名前はとても大切なものであると同時に記号にすぎないから

 

最近のわたしはしなやかで気楽です

誰かの言葉に必要以上に傷つくこともなくなったし

人に迷惑をかけない範囲で好きなように生きています

 

摂食障害や自傷行為がひどかったときは目に入らなかった

ささやかなものや

ちょっとだけおいしいものや

いつも置き去りにしてしまっていた自分の心

そういうものすべてを味わうように

抱きしめるように暮らしています

 

帰ってきたよって言いたいです

やっと、始まりの場所へ帰ってきたよって

 

今日はこの辺にしておきますね

 

まずは数年前の自分と今の自分をつなぐことができて

ホッとしています

残しておいてよかった

昔の自分の記録を

自分がどれだけ生き延びてきたのか

なぞることができたから

 

抱えきれないものまで抱えてしまった自分の成れの果て

その最果てには懐かしい未来が待っていました

未来には歩き続けてきた過去も含まれているから

だからとても懐かしい

 

明日からまた気温が下がるようです

どうか暖かくしてお過ごしくださいね

 

わこ