ごぶさたしていたお客様のお宅へ行ってきました。
ご主人がお亡くなりになったと聞いてので。
独立する前、建設会社に勤めていたときのお客様です。
行ってみたら偶然にも、
今日が一周忌の命日でした。
これも何かの縁かな、
と感じずにはいられませんでした。
奥様は綺麗にお化粧されて、
わたしが来るのを心待ちにしてくれていたようです。
顔を見るなり、満面の笑顔で、
「あら～社長さん、来てくれたのね！！」
と喜んでくれました。
「ウチの人ね、電気工事の社長やってたから
こむずかしい人だったけど、
社長さんのことは、本当に信頼していたんですよ。」
と何度も仰って下さいました。
ご主人のお人柄や、闘病生活のことなど、
全てわたしに伝えようと、たくさんお話してくれました。
工事をやったときは、ご主人自ら手伝ってくれたっけ。
リフォームのときは、わたしの提案で
耐震の補強もしていたので、
社長さんのおかげで助かった～と
言ってくれました。
働き者で、人が良くて、義理人情に厚くて。
まさに中小企業の「オヤジ」を
絵に書いたような方でした。
お亡くなりになって、本当に本当に残念。
とめどなく続く奥様のお話を聞きながら、
目が涙でいっぱいになりました。
ふと見上げると、刺繍のきれいな絵が飾ってありました。
ご近所のお友達がつくってくれたそうです。
すごく暖かい気持ちになりました。
天国で、安らかにお休み下さい。
合掌。