日本中が熱中したW杯の試合の翌日。

夫が、腹痛で悶えていた。

確かに昨日も痛がっており、すでに医者にまで行き、処方された薬を飲んでいる。

しかし、効き目はなし。

それでも本人は仕事に行こうとしていたが、あまりにも辛そうな姿に、通勤すらままならないのは一目瞭然だった。


これはまさか......



答えが半分くらい出ている状況の中、その日朝から総合病院で妊婦健診があったわたしは、夫も連れて行くことにした。


病院に到着した妊婦と腹痛男。
同じ腹でも違うものを抱えた2人は、同じ病院の門をくぐって別々の診療科へと向かっていく。


そして夫に下された診断結果は......


答え:虫垂炎で緊急手術&即入院


私が妊婦健診終えてロビーに向かうと、そこには点滴、車椅子の夫がいた。

一刻の猶予もない爆発寸前の虫垂炎があると、医師から告げられたとのこと。



そこからは怒涛だった。

1時間後には手術。
そしてそのまま1週間入院。
だから今すぐ入院セットを用意して、1時間以内にここに戻るようにとの指示。

34週目の妊婦には、まあまあきついミッションである。

35℃越えの炎天下、わたしはデッカいお腹を抱えて自宅に戻り、言われた通りの入院グッズを用意して、病院にトンボ帰り。

汗だくで病室に入った時には、夫は手術室に入る直前だった。
(ほんとギリギリ。)



数時間後。
手術は無事成功。
その直後、医師から行った手術の内容について説明を受けた際に夫を苦しめていた虫垂を見せてもらったが、信じられない大きさだった。
まるで餃子かというほど。
恐ろしや。



今日妊婦健診じゃなかったら、一緒に連れてくるって発想はなかったかもしれない。

近所の内科クリニックとかに行ってモタモタして、もっと厄介になってたかも......。

そう思ったら、夫は今日健診に来させてくれた赤ちゃんにマジで感謝すべきだと思った。
(私も赤ちゃんに感謝しないとね。)


それにしてもまさか、わたしが入院する予定の病院に、夫が先にお世話になるとは。

こんなカタチで入院生活を下見するとは思わなかったぜ。
(この一件のせいで一旦、一日一万歩生活の記録が途絶える。←「一(いち)」が多いな、この文)