性への目覚め



ある日夜中に目を覚ました私は
母の部屋から
聞いたことのない女性の声を聞きました。

誰かわからずこそっと見に行った先に見たのは
恐らく母だと思われる裸の女性が
男性の上に乗っている姿でした。

背中しか見えず
母だと確信を持てなかった私は
自分の部屋に戻り
布団をかぶり眠りについたのです。


貸し切りの家族風呂へ
家族三人でよく行きました。

結露した壁に指で絵を描くのが好きでした。
何気なく後ろを振り返ると
“こちらに背を向け足を開く母”
“母の足の間を見て舌を出す父”

何をしているのかわからないけど
家族風呂へ行ったときは
よく見る光景だったので気にせず
壁へのお絵描きを再開する私。


車の運転席から母の足の間に手を伸ばす父。
ファミレスのテーブルの下で
母の足の間に手を伸ばす父。
父が母によくしていた行為

よく見る光景なので
真似をしてみたのです。

不思議な感じがして
よく真似をするようになりました。


私が自慰行為を覚えたのは
保育園に通う年齢の時でした。