駆け抜けて青春日記II

駆け抜けて青春日記II

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先日の試合で後輩の増田が引退した。

後輩に対しては自分が強くなるための餌で、常に生かさず、殺さずのスタンスを取ってきたけど、最後ぐらいはちょっと後輩の事でも書いてみようかと。

自分がプロになったばかりの頃に高校生が何人か入ってきた。

その中にいた。


らしい。


覚えてない。


なんせその時自分はプロデビューして7連敗してたから、人の事考える余裕なんて無かった。


気付いたら1人辞め、2人辞め、最後にあいつが残っていた。


それは覚えてる。


なんかやたらと気の強い細い奴やった。


プロを目指してる風でなく、普通に格闘技を楽しんでた。



それが何故かアマ修に出始め、気付いたらプロになっていた。



プロになってからも、「こいつホンマにプロで大丈夫なんかな??」って思っていた。




所が滅茶苦茶プロ向きで、何やったらプロ昇格を掛けたトライアウトの時点で滅茶苦茶自分の空気感持ってリングに上がってた。





下手したらイタ◯奴。





でもやっぱり華があって、後輩やけど凄ぇなあ。


って思ってた。







いっぺん聞いたら「逆に小堀さん、なんで試合前そんな硬いんですか?普通にした方がいいですよ」と、弱冠上から目線で言われてちょっとイラッとした。





でもそれを参考にして以来滅茶苦茶戦績良くなりました。






有り難う。




試合の遠征とかセコンドとかで全国、色んな所に行った。





観光ゼロで会場だけやけど。






車中で何時も先生とふざけ合ってて、ふた回りぐらい違うのにキャッキャキャッキャ言うてはしゃいでたの覚えてる。



もうあんだけ先生がはしゃぐ事も無いやろうなぁ。





セコンドとか応援なんかお金結構かかるのに、ぶーぶー言いながらも殆どの試合来てくれた。





レフリー講習も受けたり、キッズの手伝いもずっとしてくれた。






何やかんやで滅茶苦茶イイ奴やった。








正直おるんが普通過ぎて、何かもうよう分からん。







結構前から進退の話しはしてたんやけど、なんか現実的な実感としては無かった。





怪我とか病気して、自分の将来とか考えて、決断した事。






ズルズルする人間が多い中、自分で決めた事は凄いと思うし、これから先、別の分野で上目指して幸せな人生送って欲しいと思う。









でもやっぱり寂しいやんけ。














格闘技やった事が増田の人生にとって幸せな時間だったのなら、嬉しいです。


まぁ人生まだまだ先長いし、幸せになってくれ。
楽しい時間を有り難う。


ひべより