コノ国の『プロ』のレベル 2 無駄に複雑な「無料」システム 1 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

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 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

  それは例に寄って最近の『義務面接』の日に起こったこと。

 

 

  その日私は『NHSにおける交通費の補助申請』という書類を持参していた。

 

 

  対象や内容はドンドン厳しくなっているとは言え「腐っても福祉大国」のコノ国の中で、私が個人的に一番感謝出来ないのが

 

 

  『無料』というダケ

 

 

  …と言われる程の公的医療(=NHS)。

 

 

 

   いや、一般の人達でも処方箋(=薬代)は出さねばならないしのだからとっくに「完全無料」ではないのだけれども、老人や子供・妊婦に加え私のような失業者には一応まだ「ほぼ無料」を維持してくれてはいる。

  

    しかし、それが昔からのシステムだったのか、赤字経営の末なのかどうかは知らないが、コノ国でちょっと専門的な治療を受けようとすると日本とはまた別の意味でかなり面倒臭い。

 

 

 

 

   少し説明が必要なのだけれども、コノ国の医療=NHSでは『GP』と呼ばれる総合担当医と、『病院』と呼ばれる専門医に分かれている。

 

 

 

   日本人の感覚だとどちらも『病院』なのだけれども、コノ国の人達の間ではレベルはどうであれ先ず行くのが『GP』(『サージャリー(Surgery)』と呼ぶ事も多い)、そこで問題が見つかって行くのが『病院(Hospital)』なので、日本的に

 

 

  「ちょっと『病院』に行って来る」

 

 

  …というつもりで『Hospital』を使うと、場合によっては無駄に騒がれたり心配されたりする。

 

 

 

 

 

   それは私自身慣れるまで結構大変だったのだけど、問題はこの『病院』と呼ばれる施設が昨今の予算削減からドンドン閉鎖・統合の危機に面していること。

   

 

   実際我が街唯一の『病院』も何年か前に閉鎖の話が出たのが町民総力大反対の末なんとか生き残っているのだけれども、実は既に我が県内で(NHSの)『病院』と呼ばれる施設は、我が町のソレを含めても3か所しかない。