1月3日、湘南モノレール!

 

その車窓から。

 

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

今日4日早朝に毎年のパターン、
みなさんワーッと訪れる前に鶴岡八幡宮行って来ました。

 

 

今年も変わらず精進していこうと思います。

 

 

本年のみなさんのご健康とご多幸を
心よりお祈りいたします。

 

 

 

最近よく聴いているCDの話をしたい。

 

「小澤征爾&シカゴ交響楽団/RCA録音全集」

 

小澤征爾が1965年から68年にかけて

シカゴ交響楽団を振ってレコーディングしたアルバムを集め、

リマスタリングされて6枚組となって最近出たやつ。

当時30歳から34歳の若さで

シカゴ響を振ってレコーディングとは

とてつもない天才、スケールの大きい話だ。

 

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HMV

そして、このジャケットはインパクトある。

若い頃のモノクロとか画質の悪い写真ならよく見るが、

こんなに若いのに近年の写真みたいに鮮明だからだ。

 

「運命」「未完成」「春の祭典」

「展覧会の絵」「チャイコフスキーの5番」

バルトークとシェーンベルクのピアノコンチェルトなど。

 

当時、今まさに全米ナンバーワンの座を

確固たるものにしようとする強者揃いの楽団と、

日本から乗り込んだひとりの若武者との、

バチバチのバトルなのか共同作業なのか、

その瀬戸際のせめぎ合いに胸が高鳴る熱い録音である。

 

ちなみにこれは藤井理央デルモ時代の1枚。

'75と書いてあるが撮影されたのはその10年ほど前、

僕が1歳の'65年だから、

まさにその小澤征爾氏と同時代。

父親がパンフ制作仕事に身内を使っちゃったカットで、

デルモ時代というわけではなく。

 

これも画像が鮮明だからインパクトある。

 

話を戻そう。

 

 

「テイラー・スウィフト/reputation」

 

 

テイラー・スウィフトはいい曲多くて、

これまでのアルバムもよく聴いてきた。

カントリーというジャンルで出てきたのに、

その後ロックになりポップになり、

今回なんかとうとうギターの音は全く聴こえず、

シンセだらけ。

しかもウニョウニョ。

ベースもドラムもすべて打ち込みだから、

声以外は人間はいないアルバムとなった。

 

「前の方がよかった」なんて批評は想定済み、

よくここまで思い切ったことをやるな、偉いなという1枚。

そしてめちゃかっこいい。

 

レディー・ガガなんかも

それまでとは全く違うサウンドを打ち出したり、

外人さんは思い切りがいいのか。

 

 

「ゲスの極み乙女/両成敗」

 

これはひとつ前のアルバムだけど、

4人ともみんなカッコよくて、

つくづく “いいバンドだなぁ、いいなぁ”

と唸らせる傑作。

 

 

「欅坂46/真っ白なものは汚したくなる」

 

同窓会とかに行って音楽の話かなんかになると、

ここ10年ほどは決まって

「最近の音楽シーンはアイドルばっかでつまんないねー」

なんて会話になったりする。

 

その度に僕は

「いやいやそんなことないよ。

いい音楽が売れてるだけだよ、

今までとなにも変わらない」

なんてことを言ってきた。

ちょっとは変わるけど。

 

アーティストがグイっとその地位を上げる時というのは、

必ずそこに名曲、傑作がある。

それはアイドルという枠の

AKB、ももクロ、乃木坂、もみんなそうだった。

そしてこの “欅坂” も例に漏れずなのだ。

 

 

グループ・アイドルも

いい加減飽きられて来そうなこの時期に、

「いやいやまだまだ、こんなのはどうだ!」

と力一杯ぶつけて来るこのプロジェクトの気概に圧倒される。

 

ちなみに僕は、

歌番組でのパフォーマンスがどうのとかにはほとんど興味なく、

あくまで関心があるのは

レコーディングされた製品を

入っている音隅々までフルコーラス聴くこと。

いい音楽は何回でも聴きたくなるし、

聴く度に発見もある。

譜面を書いて、なぜいいのか分析的なこともする。

 

“グループ・アイドルなんて、

テレビでサビだけ踊っている所を

チラッと見てきたくらいだ” という方は、

欅坂に限らず、

一度ちゃんと4分半のフルコーラスを

よい音環境でじっくり聴いてみてほしいものだ。

必ず心動かされる音楽に出会えるはず。

 

アルバム「真っ白なものは汚したくなる」。

僕が好きなのは、

サイマジョ、せかあい、セゾン、手つな、

かたみら、ひらがな、月スカ、少女、

ちんこい、チューニング、夕陽、太陽、

あぶけい、他たーくさん。

 

いいと言っておきながら、

やはりアイドルものに共通しているのは

アルバムなんかには

なんだこれ?という捨て曲も結構ある笑。

どれとか言えないが。

 

ちなみに詞は全部秋元康氏。

長いキャリアの上、

特にAKBが出てきた頃から

もう何年もとてつもない数書き続けているのに、

いまだにこのペースとは信じられない。

 

そして曲はコンペで選ばれる。

例えばシングルだと、

ネットを通して1000に近い曲が集まり選考される。

そこから選ばれるんだ、そりゃあいい曲に決まっている。

なぜか捨て曲もあるが笑。

 

アレンジャーさんが音数の相当多いオケ作り上げて、

たくさんの娘ひとりひとりにメロディ覚えさせて、

スタジオでひとりひとり歌わせて、

でも人数多いからニュアンス合わせるの大変で、

その上ハモリもいーっぱいだから、

1曲1曲途方もない時間と手間をかけて

作られていることが想像できる。

 

もういいか。

 

ではみなさんも

今年もよい音楽のある暮らしを。