おばあちゃん |  徒然なるままに

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 鈴木オート事業部はクルマとバイクとかのお仕事。
 アウトソーシング事業部は葬祭スタッフやインストラクター。
 時にはイベント企画運営なんかも。


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この地に来て7年。震災のあった年ですね。
ここ、あきる野市は東京とはいえ、昔からの風習が色濃く残る町で残念ながら閉鎖的な地域でもあるのです。
それも理解した上で越してきた訳だし、商売を始めるにしても看板等出すことなくひっそりと隠れ家的ガレージでやっていければイイと思っていた。風当たりが強かった訳ではないが、ウェルカム的要素もなかったしね。
これまでの顧客もいたし、アウトソーシング事業もあって経営的には当初よりそんなに苦しくはなかったから町内会レベルでの仕事はあてにしていなかったし、期待もしていなかった。ただ近所に迷惑かけなければイイな位。
 
越して来てから数ヶ月。ある日、80歳前後のおばあちゃんが訪ねてきた。乗ってるスクーターの調子が悪いって。
そう、ここはクルマ(原動機)がないと生活できない。一家に一台ではなく一人一台の地域。
だから、そんな老人でも日常的に原付スクーターに乗る。
聞けば近所に住んでいて、ウチの存在は集落の中でなんとなしに認知されていたらしい。
閉鎖的な町だから近所に修理工場ができたとはいえ、おいそれと依頼はださないだろう。それは余所者を受け入れる事になるから。
でもそのおばあちゃんは周囲の反対をよそに「近所にそんな人がきて便利じゃない」って一蹴したらしい。
そして僕はそのおばあちゃんをきっかけに地域とのコミュニケーションははじまったのです。
それから早7年、今では近所の人たちの車両も診させてもらってるし可愛がってもらってもいる。
全てはそのおばあちゃんがきっかけ。
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そんなおばあちゃん。たまに診させてもらっていて今回はリヤタイヤの空気が抜けちゃう、って。

聞けばエアバルヴが劣化してそこからエアが抜けてしまうから単純にバルヴを交換させてもらった。ついでにフロントもみたら同様に漏れていたので同時に交換。

ついでだから各部の点検とグリスアップ、調整をして納車。

おばあちゃんには恩義があるから御代は頂かないつもりでいたけど逆に気を使わせてしまうので1000円だけ請求した。

「ありがとね、いま御代もってくるからちょっと待っててね」

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出てきたその手には1500円とおせんべい。
一旦は遠慮したけど、それを聞く相手ではないから有難く頂戴した。
ありがとう、おばあちゃん。おばあちゃんがいるから今の僕がいる。
僕の母は既に他界しているけど、おばあちゃんは僕を自分の子供のように慕ってくれている。
 
僕個人としてはもう乗ってほしくはない。
おばあちゃん本人の身体的な事もあるけど今は「あおり運転」やマナーの悪い運転手が多いのも事実だから。
でも、おばあちゃんが乗る限りは全面的バックアップをさせてもらいます。(まぁ、このブログの存在すら知らないだろうけどね)
純粋に元気で長生きしてほしいなぁ、って。

 

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