昨日の予算委分科会(総務省所管)では多岐に亘る質問をしました。実務的な答弁が欲しかったので、金子大臣には全く当てていません。
それぞれのテーマについてリンクを張りますので、見ていただければ幸甚です。
【消防関係】
①(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=24s)準中型免許(3.5トン以上)の導入により、消防団員が3.5トン以上の消防車を運転する際、準中型免許が必要。一部地域では、普通免許で運転できるよう新しく調達する消防車のスペックを下げる事も行われている。不都合が生じないようにすべきでは。
②(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=2m56s)今般、消防団員の「出動手当(非課税)」が「出動報酬」となる。これが所得となり、所得税課税されるようになるのではないか。一部の消防団員、例えば、学生団員、女性消防団員は「(税、社会保障等の)壁」に当たるため活動抑制に繋がるおそれあり。
③(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=5m4s)救急救命士の活動について、医師の領域を侵す意図は一切ないが、もう少し活動領域を広く認めていいと思うが如何。
(感想:②の問については、「現在、最終盤の調整が行われているんだろうな。」という事が窺えました。全国の消防団関係者、要注視です。)
【地方財政(これは難しいので噛み砕いて説明します)】
④(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=9m2s)「地方自治体の財政が健全かどうか」についての現在のルールは不十分ではないか(京都市はこのルール上は問題なかったが財政難になった)。地方自治体の財政の状況を「見える化」するのであれば、ヤバい所に警報を出せるルールにすべき。
⑤(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=13m8s)地方自治体の累積債務に関するルールは、国が返済の面倒を見てくれる債務を外している。地方自治体も「あれはうちの負担ではない」と目線から外す傾向がある。ただ、国が返済の面倒を見てくれる債務が膨大になっており、結果として、国のルールで見える数字と実際の重みに差があるように見えるがどうか。
⑥(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=16m5s)国が返済の面倒を見てくれる債務について、返済のカネを毎年国から地方自治体に渡しているのにそれを積み立てていない自治体が多い。これが深刻になってきている。きちんと積み立てるよう強いメッセージを発した方が良いと思うが如何。
(感想:これは総務省自治財政局がフルマックスで答弁してきた印象です。「国のルール満たしているからと言って、それは財政が健全である保証にはならない。国が返済の面倒を見る債務だからといって、目線から外すな。返済のカネを積み立ててないのなら、なぜ積み立ててないのかを住民に説明すべし。」、自治財政局がここぞとばかりにホンネでぶっこんでいます。全国の自治体財政関係者は是非、是非この部分をよく参照していただきたいと思います。)
【地方創生・過疎地域】
⑦(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=17m46s)地方創生やSDGsといった流行りワードを飯のタネにしているコンサルが地方自治体に跋扈している。国から地方自治体にお渡しする財源が中央に還流しており、しかも、成果物は地に足のつかないものが多い。何らかの対応はできないか。
⑧(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=20m43s)過疎対策事業債は国から100%充当してもらえるため、自分の負担でないというオーナーシップの欠如が生まれる恐れがある。おかしな事業の原因になりかねない。過疎地域を支える事は当然だが、何か工夫は加えられないか。
(感想:この「東京コンサル還流率」、最近高いのです。如何なものかと思います。)
【文化事業】
⑨(https://youtu.be/ehwlplu4xkw?t=24m18s)文化庁が文化事業を支える目的でやった「Art For the Future」事業は、その崇高な理念とは裏腹に、申請した事業実施後に申請が不採択になったり、助成金が大幅削減査定されたりして、地方で文化に携わる各種団体に大きな混乱や困難を来している。今後の事業運営が困難となっている団体すらある。どうなっているのか。
(感想:さすがに文化庁もべた降りでお詫びでした。もう二度とこういう事が起こらないようにしてほしいです。)
一問3分で、ゆとりをもって9問用意しました。時計を見ながらペース配分していたらピッタリ27分で終わってしまい(笑)、時間を余らせました。