ロシアとの北方領土交渉が相当に佳境を迎えているようです。

 

 外形的にしか分からないのですが、少なくとも16日17日18日の総理動静を見ているとうっすらと見えてきます。以下の日程については、間違いなく「ロシア関係」です。下記以外でも、ロシア関係を話しているのかもしれないなと思えるものもあるのですが、確たる事は言えません。

 

● 16日:3時37分、河野太郎外相、谷内国家安全保障局長、外務省の秋葉剛男事務次官、森健良外務審議官、正木靖欧州局長。4時45分、麻生太郎財務相(以下略)

● 17日:3時14分、河野太郎外相、谷内正太郎国家安全保障局長、外務省の秋葉剛男事務次官、森健良外務審議官、正木靖欧州局長。4時5分、河野氏出る。30分、全員出る。

● 18日:2時36分、河野太郎外相、谷内正太郎国家安全保障局長、外務省の森健良外務審議官、正木靖欧州局長。3時14分、山崎和之外務審議官、寺沢達也経済産業審議官加わる。4時21分、全員出る。

 

 ある方から「何故、これがロシア関係だと分かるの?」と聞かれました。簡単に言うと、①欧州局長が入っている事、②大臣、外務事務次官までもが入っている事、これらを繋ぎ合わせると、このタイミングでは「ロシア関係」しかあり得ないのです。

 

 15分時間を取るのが大変だと言われる総理日程で、3日連続で1時間以上の時間を取っています。普通ではあり得ない事です。相当な佳境を迎えていると見ていいでしょう。

 

 直感的には、安倍さんは「2島でOK(可能な限り、残りの2島については余韻を残しつつ)」、「主権はロシア」、「(日本が主権を持っているものを)返還するのではなく、ロシアからの善意での引渡し」、「引き渡しの際にはカネ払う」というカードの内、幾つかを既に切っているのではないかなと思います。

 

 1月22日の日露首脳会談、ビッグウェーブが来そうです。ここまでやって、ショボいものは絶対に出て来ません。