29日朝5時24分、牡牛座満月で部分月食です。
日本では夜が明けてしまう頃で、観測は難しそう。
ここのところ、蝕が続く時期ですが、
日蝕・月蝕の星詠みはそれぞれ半年の効力があります。
という事は、とても重要な時期であるという事になります。
今回、牡牛座月は7ハウス。
木星のそばにあります。
一方対向の位置の蠍座太陽は1ハウスで、
そばに水星と火星の合が位置し、
7ハウスの木星とタイトにオポジションを形成。
1ハウスと7ハウスは自己と他者、
牡牛座と蠍座は物質と非物質。
それが強く緊張して引っ張り合って
統合しようとしている状況です。
牡牛座月のサビアンシンボルは「渓谷にかけられる建設中の橋」。
外界に目を向け新しい関係に飛び込む。
人と人、共同体同士の深い谷に橋をかけ互いに協力し合い、
壁を越えようとする。
時間をかけて慎重にコミュニケーションを取り、
新たな世界との関係を模索する。
人との協力が大切であることをはっきりと自覚する。
正に人間関係を表す7ハウスで安心したい。
その一方の蠍座太陽のサビアンシンボルは
「ゴールドラッシュ」。
やりたい事への貪欲な姿勢。
新しい体験を求めて
今まで慣れ親しんできた環境や考えから離れる。
自分の欲しいものを何としても手に入れようとする野心。
成し遂げるための強い意志と強靭な精神。
そういった意味があります。
新たな人間関係に飛び込んで安心したい気持ちと
自分が意志をもって成し遂げたいこととの引っ張り合いが
ピークに達するところからの手放しの時となります。
人間関係と親和性があり、豊かに発展する一方、
自分のやりたいことは曲げず、
知識を駆使する自己が引っ張り合い、
知的な行動が強すぎて衝動的で無神経になったりしそう。
満月を調停する位置に魚座土星があります。
5ハウスに位置していますので、自己表現を自制する。
どんなことが起きたとしても感情の安定、
着実な歩み、積み上げを身上としていく事が大事と
示唆されているように感じます。
感情を安定させつつ
精神と物質の統合的豊かさを模索する時ということですね。
楽しみ事や趣味、美意識、金融等を表す乙女座金星は
友人やグループ、組織、未来を表す11ハウスにあります。
仲間とは適度な距離で楽しく関わることができます。
そこに調和しているのは牡牛座天王星、8ハウス。
天王星には魚座海王星(5ハウス)がセクスタイル、
海王星には山羊座冥王星(4ハウス)がセクスタイルで、
エネルギーがつながっています。
改革的な目的の集団と調和していて、
根底的心理の変容に起因する
非現実的幻影やロマンが創造意志を掻き立てて、
そこから天意的に新たなアイデアが生まれ、
それが趣味や友人との交流に良い意味での独自性、
自立性を与える。
このように、人間関係の中で協力体制を取る事が、
未来に繋がるラッキー行動になりそう。
半年間、意識してみてくださいね。
今夜は月がきれいです。
未来への希望に想いを馳せましょう
次回は獅子座下弦の月。
次の星詠みもどうぞお楽しみに