木曜のポエム #6 「春に」 | キイチゴさん@がんばらない

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          春に           

谷川俊太郎

 

 
この気もちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならないさけびとなってこみあげる

この気もちはなんだろう

 

枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ渦まきせめぎあい
いまあふれようとする

この気もちはなんだろう

 

あの空のあの青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい

ぼくはもどかしい

 

地平線のかなたヘと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう

 

 

約5か月ぶりの

「木曜のポエム」 です(笑)

 

当ブログはアメブロにて「マンガ・アニメ」ジャンルに登録している都合もあり、

あまり派手に続けすぎると、偉大なる運営様のお怒りに触れそうなので暫く自主規制しておりましたが、

 

春になった時にぜひこの詩を、そしてこの曲(後述)を取り上げたいと思い、超久しぶりの第6回をお送りした次第でありますw

 

 

縦に長い日本列島、

春を感じるタイミングは各地方によって異なると思います。

場合によっては1か月くらい前からもう春を感じていたよと思う方もいらっしゃるかも知れませんね^^

 

 

私の住んでいる「北とーほくちほー」

(来月には「南とーほくちほー」に引っ越しますが)は

今ようやく春が訪れた感じです♪

 

まさに上の詩にあるように

今、桜の木の「枝の先の新芽がふくらんだ」状態です🌸

 

 

 

さて、本日ご紹介した「春に」

 

現在いくつかの国語の教科書でこの詩が取り上げられているようで、

(出版社によって小学6年生、中学1年生、2年生と様々みたいですが)

 

多くのブロガーさん達にもきっとなじみ深い詩かもしれませんね^^

 

 

人生の思「春」期を生きる若者たちが

「この気持ちはなんだろう」と何度も自問するこの詩

不安はありながらも、ワクワクがいっぱいといった感じで、
若さを失った私としては(笑)
なんだかとても羨ましいなと思える素敵な詩だと思います。

小中学生の皆さんは授業でこの詩に出会ったとき
どんな事を思い、どんな事を考えたのか
すごく気になります♪



そしてもしかして、この詩を多くの方が知るきっかけになったのは、
国語の授業ではなく、音楽の授業だったという方も多いかもしれませんね♪

 

1989年に作られた、

 

合唱曲「春に」 

 

これは現在、高校の「音楽Ⅰ」にも載せらているようですし、

 

ある方にとっては中学校の合唱コンクールで歌った

 

あるいは聴いた事があるという方も非常に多いのではないでしょうか^^

 

 

 

 

↑ どうです? 聴いた事あるんじゃないですか?^^

 

 

クラス合唱としては難易度は高めだと思いますが、

 

この曲の持つ優しく、温かいメロディーが多くの人の心を捉えたようで

 

かなり多くの学校で現在も広く歌われていますよね♪

 

 

もちろんコンクールでも数多く歌われていて、

 

数多くの名演が中学校を中心に生まれてきました。

 

平成初期には全国大会などでも演奏される事がしばしばありましたが、

 

現在さらに合唱の技術の難易度が上がって、

 

いわゆる「全国レベル」の中学校の合唱部が演奏する事は無くなりました。

 

 

そんな中、

 

今から10年ほど前に

 

NHKのコンクールの全国大会で、

 

 

この曲を

 

何と、小学生が見事な演奏して、視聴者一同を驚かせた事があります。

 

 

 

 

もしお時間に余裕がありましたら、ぜひクリックしてみてくださいませ♪

 

 

 

そんなわけで今回は

 

北国にようやく訪れた「春」を記念して

 

「春に」という詩をお届けしました♪

 

 

また、いつか忘れた頃に7回目をお届けしたいと思いますw

 

 

では今日はこのへんで(^▽^)/