ヴィラ・デ・モール(Ville De Mer)のトラブル | 東京・台北・上海でビジネスする若き華僑のブログ

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マカオの高級不動産であるヴィラ・デ・モール(中文名:海天居)に投資された日本人も少なくないと思います。


リーマンショック前は不動産価格が非常に上がっており、ヴィラ・デ・モールの販売を仲介した日本の会社が多々ありました。


2年ほど前のブログにその日本の仲介業者に騙された日本人が少なくない、というアラートを載せましたので、ここでは細かいことは書きませんが。


当時、投資された日本人ですが、「契約時に頭金としていくらいくら入金し、物件の完成時に残金を支払うが、完成までに売却できるので、心配ありません」という説明を受けた方が少なくないと思います。


確かにリーマンショックや直近のマカオ政府の不動産に対する課税により、不動産市場が冷めている・もしくは落ち着いている状況ですが、何よりも一番の問題は「その日本の仲介業者から購入した価格が高過ぎた」、という点です。


現地の専門用語で言えば、仲介業者に「吃価」(価格を食われた、という意味)された、ということです。


さて、そのヴィラ・デ・モールですが、来年頭いよいよ完成します。

予定よりもかなり遅れましたが、いよいよです。

つまり残金を支払わなくてはならない状態になります。


先日、日本の仲介業者から購入した日本の投資家から相談を受けましたが、その日本の仲介業者からは何の情報もなく、また売却の相談をしてもまったく取り合ってもらえない状態だそうです。


仲介業者はもうこのビジネスはおいしくないと思っているのでしょうか、それとも完成直前になってから「残金を入金しないといけない」と連絡し、投資家が「急に言われても準備できないし、マカオの銀行から借入をするつもりもない」という話になり、仲介会社が「では投資した資金を諦めなさい」と言って買いたたくのでしょうか。