昨日、台北から(親の住んでいる)台中までバスで移動しました。
この区間のバスは競争激化により、運賃がものすごく下がっています。
高速道路を利用し、約2時間の道のりで、なんと88台湾ドル(300円程度)です。
タクシーの初乗りが70台湾ドル、ということを考えますと、いかに安いか分かります。
普段は価格重視ですが、今回は経験のため、一番高級といわれるバスに乗りました。
それは「アロハバス」と言いまして、台北台中間がなんと254台湾ドルもします。
別に早いわけではありません。本数も多いわけではなく、便利とは言えません。
座席は大きな一人掛け(全部で20席程度)、個人用テレビでゲーム(日本の懐かしいゲームが満載)、ウェイトレスが一人おり、お茶・お手拭・お菓子などがあり、さらに到着駅で起こしてくれます・・・・・・、などのサービスがあります。
ハードウェアのサービスよりも、そのウェイトレスさんがしっかりしていて、乗っていて気持ち良かったです。
約2時間の距離も、他社の場合長く感じましたが、アロハバスは「もう着いたの?」という感覚になりました。
他社は通常は二人掛けの椅子で何のサービスもないことを考えますと、いかに差別化しているか、分かります。
私が乗った便は満員で、満員であることが多いそうです。
それだけ乗客から指示を受けています。
この価格競争に陥らない差別化戦略で成功している企業のやり方は現在の不況であえぐ多くの企業が学ぶ点が多そうです。
ただし、次も乗るかと言うと、価格重視の私は他者を選ぶでしょう(笑)。