出会った頃の夫は
自分の父親を憎んでました

まだ幼い頃に両親が離婚し
「跡取りは絶対に渡さないよ!」
との祖母の強い主張に勝てず
母親は、泣く泣く
息子である自分(夫)を置いて出て行くしかなかったと聞いています


しばらくして
父親が後妻を連れて来たそうです
この後妻からの陰湿なイジメがあったようで
連れ子である子供達とのあからさまな差別
食事の味を自分(夫)の物だけ変えられて
「変な味がする…」と言うと
確かめもしないで父親のパンチが飛んで来たそうです
父親は後妻に嫌われたくなかったのでしょう…
いつでも後妻の言うことを全て信じ
自分(夫)の話しは聞いてももらえず
怒鳴られたり殴られたりしていたそうです


家に入れてもらえず
夕飯も食べさせてもらえず
夜遅くに見兼ねた祖母が呼びに来てくれるまで
庭の犬小屋の中で過ごした事もあったそうです
当時は、愛犬と寄り添える犬小屋の中が唯一
安らげる場所だったと話していました


そんな生活は数年後
姑と折り合いが悪い状態に耐えかねた
後妻が出て行き終わりを迎えたそうです


その後も酒癖の悪い父親は
酔っ払ってはクダを巻き
暴言を吐き
時には暴力を振るい
仕事も長続きしない状態
だったそうです


夫は自分の父親の事を
「情けないオヤジだ」
「あんなの、ろくでなしだぞ」
と、言っていました

「俺は、あんな風には絶対にならない!」
そう、言っていた夫が
十数年後には
そんな父親と大差ない状態になっていました

見方によっては
もっと酷い状態でした


あんなに嫌っていたのに…

どうして…

夫は、父親の事を
『アル中』
と言っていました
「酒に逃げた、弱いヤツだ」と…


『アルコール依存症』
という病気を知っていたら
お酒の怖さを感じていたら
もしかしたら…
と、考えてしまいます


だから、私は
息子達にはちゃんと
伝えていきたいと思ってます

お酒の怖さを知っていて欲しい

自分は大丈夫!って過信しないで欲しい

誰でもなり得る病気だと思っていて欲しい


これから順に社会人になる息子達…
お酒が身近なモノになっていくと思います
気をつけて見守っていきたいと思っています