【結果】WAVE7・16後楽園 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】WAVE7・16後楽園

7月16日(月・祝)開場11:15・開始12:00 東京・後楽園ホール
『VIRGIN SHOCK~catch the WAVE2012決勝~』
※観衆907人



1、Black MEET WAVE(20分1本勝負)
チェリー&中森華子&○藤本つかさvs勇気彩&下野佐和子×&星ハム子
(6分11秒、ビーナスシュート→片エビ固め)

今年2度目となる後楽園大会のオープニングは、Catch The WAVE決勝トーナメントに惜しくも進めなかった選手たちによる6人タッグマッチ。肉団子3兄弟に星ハム子が、ブラックダリア(以後、BD)に藤本つかさが加わっての対戦となった。序盤はリーグ戦でも大活躍のハム子が藤本相手にパワーで圧倒。調子に乗ってセクシーポーズを決めたが、BDにお仕置きされてしまう。中盤は下野がチェリーにコーナースプラッシュ、串刺しニー、雷電ドロップと波に乗る。そして、藤本に照準を定めると、勇気のチョークスラム、ハム子のボディープレス、下野のえびす落としと攻め込んでいく。しかし、このピンチをしのいだ藤本が中森のハイキック、チェリーのバックブローを受けて、フィニッシュは鮮やかなビーナスシュートで下野か��
�3カウントを奪った。


2、Catch The WAVE決勝トーナメント準決勝(時間無制限1本勝負)
×桜花由美vs栗原あゆみ○
(15分11秒、アユミファンタジー)

2度目の優勝を狙う桜花と、“4度目の正直”で初優勝を目指す栗原が準決勝で激突。第1回大会の決勝と同一カードとなった。ゴングと同時に仕掛けたのは桜花。ビッグブーツで栗原を吹っ飛ばす。栗原もすぐさまバックドロップからの串刺しダブルニーで応戦していく。エルボーの打ち合いから桜花がミサイル発射。そこからは桜花ペースとなる。胴締めスリーパー、張り付けドロップキック、串刺しビッグブーツ、カカト落としと猛攻を仕掛ける桜花。栗原も反撃に転じるとストレッチマフラーホールドへ。しかし、桜花も裏十字に取り返し、攻守が二転三転と入れ替わる。最終的に桜花がロープに逃れると、チャンスと見た栗原が執拗な足攻めに。右ヒザをピンポイントで狙ってミサイル発射! さらにドラゴンスクリュー、
フットスタンプと徹底的に足を狙う。桜花もビッグブーツ、バックドロップで攻勢に転じると、ブラディーEXでギブアップを迫る。さらにネックハンギング・ボムが炸裂。キックアウトされると雪崩式バージョンも決めるが、これもカウント2止まり。ならばと桜花はタイガー・スープレックス・ホールドの体勢。だが、栗原も交わして裏投げ。桜花もすぐに垂直落下ブレーンバスターで返すと両者ダウン。「栗原」「桜花」コールが後楽園に響き渡ると、奮起する2人。栗原のカウンターエルボー、桜花のビッグブーツはいずれもカウント1。すかさず桜花はカカト落としを放つも、クリーンヒットならず。ここで桜花はもう一度タイガーを狙い。しかし、これを切り返した栗原がヨーロピアンクラッチのように丸め込んで(ア��
�ミファンタジーと命名)、決勝進出を決めた。



3、Catch The WAVE決勝トーナメント準決勝(時間無制限1本勝負)
○水波綾vs大畠美咲×
(14分40秒、ドラゴン・スープレックス・ホールド)

今年のCatch The WAVEは、水波が所属となってはじめて迎えるビッグイベント。記念すべき年での初優勝にこだわる水波は、敗者復活からあがってきた大畠と対戦となった。過去に2度も敗者復活枠から優勝者を出しているだけに、水波にとってはここが鬼門。大畠にとっては初優勝を物にする絶好のチャンスだ。戦前から火花を散らしていた両者。試合は大畠が水波の入場を襲ってゴングとなった。この奇襲が功を奏し、リングに戻っても試合は大畠ペースで進んでいく。ミサイル弾にバックドロップ、低空ボディーアタック、ジャーマンSHが決まる。水波もショルダータックルで流れを変えると、ダイビング・ショルダーアタック、ギロチンドロップをそれぞれ2発放っていく。さらに水波のギロチンチョップが決まると、流れは水�
��へ。裏投げも決まるが、水波コースターを回避した大畠がムチで強打し、再び戦況を戻す。水波も今度こそは!と水波コースターを炸裂させ、ドラゴン・スープレックスの体勢…。これを切り返した大畠は丸め込みを駆使していく。追い込まれた水波だったが裏投げ2発を決めると、大畠も逆打ちで応戦する。両者譲らぬなか、最後の最後で水波が執念のドラゴンSH。ようやく3カウントを奪い、メイン行きの切符を手に入れた。



4、プレミアム・コミカル・WAVE(時間無制限1本勝負)
×広田さくらvs朱里○
(4分15秒、ハイキック→片エビ固め)
朱里の「わからないからやってみたい」という発言に端を発したプレミアム・コミカル・WAVE。当初は15分1本勝負の予定だったが、プレミアム感にこだわった広田の要望で、時間無制限1本勝負に変更された。注目の広田は、HIROTAJIRIで入場。ファンの「TAJIRI」コールに応えていく。しかし試合ではいつもの広田。朱里のローキックにいきなりトーンダウンしてしまう。それでも、ハンドスプリング・エルボー、タランチュラにトライ。いずれも失敗に終わると、カンチョー攻撃にチェンジ。そしてバズソーキックの構えを取るが…朱里はビンタで回避。ならばと広田はときめきメモリアルで朱里の唇を奪う。だが、朱里は動じず。むしろ自分からときめきメモリアルで返していき、ハイキックでトドメを�
��した。

試合後、マイクを握った広田が、サプライズの結婚報告。

広田「重大なお知らせがあります。こんな格好でなんですが、私、今月7月8日に結婚しました。ちなみに承認の箇所があるんですが、私、ブル中野さんにお願いしてきました。引退するとかじゃないんですよ。(ファンは「エー!?」の声)エーっじゃねーよ! 人妻レスラーでいけねーのか!」

そこに花束を持ったGAMIが登場。花束を渡しつつ旦那さんをリングに上げると、GAMI「思ったよりイケメンやった。いいんですか、広田で。入籍したあとですみませんけど、いいんですか!?」と、再度確認。「考えちゃいますね」と苦笑する旦那さんだったが、リング上でキスの誓い。最後は広田が「リングネームを旧姓・広田さくらにします。これからもプロレスを続けていきます! 結婚発表がある、これがWAVEだ!」と高々と宣言。人妻レスラーでの再スタートを切った。


5、プレミアムVirgin WAVE(時間無制限1本勝負)
×浜田文子vs華名○
(16分40秒、腕ひしぎ十字固め)
2012年の波女は逃したものの、敗者復活バトルロイヤルでお互いの存在に興味を持った文子と華名。華名の呼びかけによりシングルマッチが実現した。試合はロックアップからスタート。シリアスな雰囲気のなか、最初にグラウンドを仕掛けたのは文子。腕十字で華名を先にロープに這わせると、華名もワキ固めでお返し。その後も、華名はことあるごとに関節技を狙っていく。エスケープされるとハーフダウンの文子にキックを連発して、自分のペースに持ち込む。キックが文子の頭部を捕らえダウンカウントが数えられる場面もあったが、カウント8で立ち上がる文子。なおも華名はローキックで追撃し、ワキ固めで捕獲する。エスケープした文子もバックスピンキック、ライガーボムで反撃するのだが、カバーにいくと華名の関��
�技が待っているという戦況。ジャーマンSHもチキンウイング・アームロックで切り返され、思わぬ苦戦を強いられた文子だったが、なんとかエスケープすると強烈ビンタからムーンサルトプレスを狙う。しかしながら、これを交わした華名がキックを皮切りに、バックブロー、ロシアンフックで再び攻勢に出る。さらに文子のビンタを腕十字に捕らえ絞り上げる。文子も脱出すると反撃のハリケーンドライバー。さらにトラースキックを決めると、必勝パターンのAPクロス! だが、これをカウント1で返した華名がそのまま腕十字に入ると、文子はタップするしかなかった。

試合後、文子は「自分がこんな、この試合するなんてビックリです。やればできるじゃん、浜田文子。悔しいけど負けは認めるよ。さすが、華名。いろんな選手がお前と当たるの嫌がってるけど、私は無茶苦茶、楽しい。今日は言ったように負けを認める。おしまいじゃない。スタートラインと思っておけ。ありがとうございます」とマイク。潔く負けを認めてリングを降りた。

★試合後のコメント
華名「勝ち負けよりも勝つことによって浜田文子と始まる。さっき言ってた通り、浜田文子とこれからスタートする感じなんじゃないかなと。ホンマに価値のある本物のプロレスラーやなって。試合する前からも試合した今でも、ホンマに確信しました。試合中の文子さんの空白の部分っていうのが…。プレッシャーでつめてくるんですよ、それがこれが怖いんで、今日はその隙間がないように埋めるように意識しました。前から浜田文子選手と闘いたいと思ってた。タイミングよく闘えたのがよかった」
--昨日の朱里戦を見て反映できた?
華名「さっきも言ったように空白のプレッシャーがくるので、隙間をつめていかないと自由な部分を与えるとこっちが不利になる。それを昨日の試合を見て意識した。まだまだ試合をして、なかなか強い相手すぎるなと思うんですけど、昨日の朱里のアレがあって次回の浜田文子戦が楽しみになる。私は浜田文子戦があって、はじまったという感じ」
--カウント1で切り返してのフィニッシュは狙っていた?
華名「狙ってたというか、ここに腕があるから、足があるからってその都度、対応していかないと浜田文子にはついていけない。何を仕掛けてくるかわからない選手なのでその都度その都度仕掛けていきました。
--力負けはしていたが
華名「体重の差だけじゃなくて、うまさとか男子の選手と闘ったりしてるので、その部分でのコントロールはきいてたんじゃないかなと思います。パワーはすさまじいですね。ホンマにこのタイミングで闘えたのは本当にうれしいです」


6、スクランブルThree WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分負け抜け勝ち残り勝負)

<王者組>GAMI&○中川ともかvs<挑戦者組>山縣優&春日萌花×vs<挑戦者組>渋谷シュウ&紫雷美央
(14分48秒、120%スクールボーイ)
①山縣&○春日vs渋谷×&美央
(2分19秒、首固め)

王者組・GAMI&中川が「王者として初めての後楽園なので選手権戦にしたい」と希望したことにより、急きょタイトルマッチとなった3WAYタッグ。試合時間は30分で、最終的に勝ち残ったチームが王者となる特別ルールが採用された。チャンピオンチームにもかかわらず完璧アウェーの状況に、のっけから機嫌を損ねるGAMI。試合も美央VS春日でスタートすると、まずは美央が春日にハイキック、GAMIにはビンタを放ってカバーにいくが、背後から春日がスクールボーイ。ヒヤリとしたGAMIは早速、場外に逃げ込むが、そこに渋谷がプランチャ! 勢いに乗る渋谷が春日にミサイル弾を放つと、続いて美央もコーナーに登るが、GAMIが雪崩式ブランケンシュタイナーで妨害する。続いてハタナカヨウコは渋谷��
�狙いを定めるが、渋谷もGAMIにウラカンラナ、DDTを放って奮闘する。そしてカバーにいこうとしたのだが……春日が背後から忍び寄り、渋谷を首固め。開始2分で渋谷&美央を脱落させた。

ここからは通常のタッグマッチとなる。春日&山縣のフットスタンプの標的となってしまったGAMIは執拗なフットスタンプ返しで応戦。ファンからの大ブーイングを無視して、春日にダイビング・フットスタンプを投下させる。劣勢の春日だったが、コルバタ、ヒップドロップでようやく攻勢に転じて交替すると、山縣がチンクラッシャー、ドロップキック、ミサイル弾で挽回していく。主導権を握った山縣はフェースクラッシャー、続けて春日がダイビング・クロスボディーで飛んでいく。さらにハルヒーアタック、サンドイッチキックを挟んで、ダブルリストアームサルトが決まる。

すると脱落したはずの美央&渋谷がGAMIのラリアットを妨害。春日&山縣側の助っ人にまわると、チャンスとばかりに春日が丸め込み! だが、これは中川のカットが間にあった。再び攻守が入れ替わり、今度は中川が春日にフィッシャーマンSH。春日もコルバタで投げ返すと、ダイビング・フットスタンプを敢行する。すかさずGAMIがカットに入ると、ファンは大ブーイング。またもやアウェーな反応に納得のいかないハタナカヨウコだったが、ツープラトン攻撃で仕切り直し。これを山縣にカットされると、GAMIはロープに走るもエプロンから渋谷が羽交い絞め。すかさず山縣がキックを放つが、これは渋谷に誤爆してしまう。

攻勢に転じた中川は唸れ豪腕を狙うが、春日はこれを横十字固めに切り返す。そして丸め込み技を駆使して優位に立つと、ダブルリスト・アームサルトも放つが、GAMIが寸前のところでTommyレフェリーの足を引っ張り妨害。ならばと山縣らがGAMIを場外に連れ出し分断に成功。春日のお膳立てをするが、このチャンスを物にしたのは中川だった。起死回生の120%スクールボーイで逆転勝利! 王座を手堅く防衛したのだった。

GAMI「まいど! お前らまいどの時だけ、賛同すんなよっ! (「暴力社長」の声に)暴力振るうのが商売なんです。なんか文句でもあるんですか。よわっ、あービックリした。お前ら(渋谷&美央)汗もかいてへんやろ。ギャラ泥棒。(渋谷に対して)ETC忘れるは、ガソリン代忘れるは、どういうこっちゃ! お前の脳ミソ腐ってるのか!(渋谷が土下座すると)いまさら土下座しても遅い!! (美央が渋谷と組まされたことに反論)このベルトほしかったら、リーグ戦勝ち残ってから来い。カード組むのに苦労したねん。お前らタイトルマッチをコミカルと間違えとるんとちゃうか! 防衛してしまいましたけど、中川さん、ミドリ虫っぽいですよ。じゃあ、みなさんここまでが前座です。このあと波女決定トーナメント�
��決勝戦です」

★試合後のコメント
--アウェーの中の防衛だったが。
GAMI「なんであんなアウェーやったの? 超ブーイングやったわ、ビックリしたわ。まあ、アウェーでしたけど、別に嫌いではないので、あのブーイング、ウチのブラックダリアですら浴びれないブーイングをいただいたので、それを糧にがんばります」
--今回は決勝に残れなかった人との制限されたタイトルマッチだったが、次にやりたい相手は?
GAMI「○道○道ですかね。書くの? やりたい相手はタッグチームっていまいないじゃないですか。だからなんでもいいです。試合を盛り上げて最終的には勝てる自信があるので、中川さんが勝つので大丈夫です。私は盛り上げ役になるので」
--男子でも来いと?
GAMI「私は男子でもなんでもいいです」
--中川さんも同じ?
中川「そうですね」
GAMI「考え方の違いがあまりなくて、女子でも男子でも、オカマでも変態でもっていう感じなので、いけると思います」



7、Catch The WAVE決勝トーナメント決勝戦(時間無制限1本勝負)
○栗原あゆみvs水波綾×
(20分57秒、変形裏投げ→体固め)
※栗原が第4代波女となる。

4月末から激戦を繰り広げてきた今年のCatch The WAVEもこれがラストマッチ。決勝の舞台に上がったのは、4度目の正直を目指す栗原と、WAVE所属としてはじめて挑んだ水波だった。まずは水波がカウンターのスピアを放つと、栗原もすぐに馬乗りになり強烈なヘッドバット。たまらず場外に逃げた水波を、栗原が追って行きボディースラム。スタートから激しい攻防が繰り広げられる。

リングに戻った水波は裏投げ狙い。堪えられると、馬乗りパンチからのヘッドバットで序盤のお返し。ワキ固め、腕十字に捕らえたあと、スライディング式ギロチンドロップを腕に放つなどピンポイント攻撃で試合を引っ張る。さらに串刺しスピアから、ダイビング・ボディーアタックを狙うが、これをキックで迎撃した栗原が串刺しダブルニーで攻勢に転じる。そして「挙げるぞ!」とブレーンバスターの構え。しかし、投げたのは水波だった。すぐに栗原もブレーンバスターで投げ返す。そこからエルボー合戦となるが、力では水波が圧倒。だが、栗原も負けてはいない。チンクラッシャーで水波をサードロープにもたれさせると、低空ドロップキックで水波を場外へ!

場外で巻き返した水波がエプロンからのギロチンチョップを放つと、リングではダイビング・ショルダー、裏投げで追撃していく。そして水波コースターの体勢に入るが、栗原が寸前で回避すると裏投げの応酬となる。フラフラになりながらもエルボーを打ち合う2人。エルボーが相打ちに終わると、栗原がジャーマンSH。すかさずコーナーに登るが、追いついた水波が雪崩式パワースラム。キックアウトされると裏投げ3連発からのイチジクで絞り上げる。栗原が失速したところにダイビング・ギロチンドロップを投下させ、さらにドラゴン・スープレックスを狙うがこれは不発。栗原も低空ドロップキックで攻勢に転じると、ミサイル弾から裏投げへ。カバーにいくが、水波が首固めで切り返す。

続く水波のスピアはカウント1。栗原も裏投げを挟んで変形裏投げを狙うが、エルボーで回避した水波がギロチンチョップからドラゴンSHの体勢。これを栗原が回転エビ固めで交わして、もう一度、裏投げ! さらにエルボーからの裏投げを放つがこれも決まらない。ならばと豪快なヘッドバットを決めた栗原が変形裏投げへと繋げ、波女の称号を手に入れた。

試合後、表彰式がおこなわれ、最後に紹介された波女の栗原には、P-Tech代表取締役・矢田幸弘氏から賞金100万円が贈られる。

栗原「4度目の正直で波女になりました! 今回のリーグ戦で華名に勝ち、準決勝に桜花に勝ち、決勝で水波に勝ち、GAMIさんにはデビュー戦のときに勝ったんですけど、波女になったんですけど、でも、まだ自分が一回も勝ったことがない選手がいます。浜田文子さん、文子さん! リーグ戦で水波に負けて今日、華名さんに負けて、でも、自分は最高で最強の浜田文子と闘って勝ちたいです。だから、試合、シングルで!」と直訴すると、文子は100万円に手をかけつつ、握手に応じた。

トリを任された栗原は「あともう一つだけ、GAMIさん、やりたい相手がいまして、それは、ちょっとまたご飯に誘ってお願いします。本当に今日は最後まで応援ありがとうございました。これがWAVEだ!」で締めたが、最後の最後でGAMIがリングに駆け上がり、重大発表。

GAMI「みなさん、カレーは大好きですか? 8月26日でWAVEもまる5周年を迎えます。5年持ちまして、5周年で、とあるところとコラボレーションが決まりました!」とファンを呼び止めアナウンス。するとスクリーンには「ゴーゴーカレー×WAVE」の文字が映し出される。来月に迫った5周年記念興行で、ゴーゴーカレーとのコラボレーションが企画されており、ゴリ子という新キャラクターのプロレスデビューが決まっていることを発表。波女の次は、5周年! WAVEが次なる目標に向けて動き出した。

なお各賞は次の通り。優勝=栗原あゆみ、準優勝=水波綾、第3位=桜花由美&大畠美咲、技能賞=藤本つかさ、敢闘賞=星ハム子、殊勲賞=下野佐和子、ベストバウト賞=栗原VS朱里(6・24大阪)、ベストパフォーマンス賞=星ハム子。
※ベストバウトの次点は、浜田VS下野(6・17新木場)、ブロック優勝決定戦◎桜花VS藤本(7・1新木場)。


★試合後のコメント
栗原「NEOがあった時に、田村さんと(ベルトを)とった時を思いだして、今回4回目のリーグ戦で私が波女になるって思ってたので、思った通りになりました。今年、自分のなかで優勝できなかったら栗原あゆみの時代はないと思っていたので、何が何でも波女になるってそれしか考えてなかったです。準決勝の桜花戦はめちゃめちゃ厳しかったですけど、会見でいったように、誰が勝ってもおかしくないなかで、自分の執念が誰よりも勝ったんだと思うんですけど、桜花さんと水波の執念もものすごかったので、水波はやっぱり今年になって環境が変わって一大決心でWAVEに入ってきた。それは見てて伝わるものがあったし、それだけの気持ちであがってきたのはわかってたんだけど、本当に自分は今年波女になれなかった
ら、栗原あゆみの時代はないんじゃないかとそれくらいの気持ちでリングにあがったので、本当に危なかったけど、自分の執念が強かったんじゃないかと思います」
--桜花にはいままで負けてた?
栗原「1回も勝ったことなかったですね」
--次は文子戦を希望したが。
栗原「新人の時から越えなきゃいけない相手はいっぱいいて、倒すって言って倒してこれなかったのが現実。4月13日で28歳になって、プロレスも8年目になり、波女をとったいま、行かなかったら…いましかないと思ってるので、いまがチャンス。勝てなかったら次はないと追い込まれたいまなら行けると思えたので、やっぱり浜田文子に勝ちたいです。最高で最強なコンディションのいい文子さんに文句なしの3カウントをとりたい」
--100万円は?
栗原「最初から言ってた通り、これは地道に生活費にあてたいと思います(苦笑)」

水波「終わっちゃいました。うーん、乗り切れなかったですね、波に。言葉にできないほど悔しいですけど、いまの実力だと思って、いまはかみ締めるしかないですね。メインに立つ目標は達成しましたけど、波女になるって言ったことは達成できなかったので、ただただ悔しいしかないです、いまは」
--メインという目標は達成できたが。
水波「やっぱり人間、口に出せばやらざるをえない気持ちになるし、一つの自信にはつながりました。いつもそうなんですけど、まあその部分に関しては自信になりましたね。
--これからは打倒・栗原?
水波「栗原というより波女の称号がほしかったんです。決勝戦はどっちが上がってきてもよかったし、とにかくその称号がないとやっぱり移籍してきた道っていうか、選んだことってうのが自分で結果を出すことによってこれでよかったんだちおうように思いたい部分もあるので。そういった部分で結果がでなかったので、形として残せなかったのが悔しいです。どんな形であれ、そういうことはできると思うので、今回はリーグ戦が結果を出すのがが一番だと思っていましたが、タイトルマッチだったり、ベテラン選手との試合だったり、いろんなシチュエーションで今後もあるかと思う。波女に関してはまた来年とるって思うしかないですね」
--波女は取れなかったが、また別の形でメインのシングルを狙う?
水波「それは常に…。私が中心になりたい思いは強いですし、WAVEの中心イコールいまの女子プロレスの中心だと思ってるので、それは常に心の中にあります」