【結果】SHIMMER3・26シカゴ | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】SHIMMER3・26シカゴ

『SHIMMER37』
◆3月26日(土=現地時間)アメリカ・イリノイ州シカゴ「バーウィンクラブ」
 
▼30分1本勝負
 ルフィスト(8分23秒/マンガライザー→片エビ固め)中川ともか
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-SHIMMER3・26シカゴ  中川は日の丸を背に入場。日本人を応援する観客席の一角にはふてぶてしい笑みを浮かべ、コーナーに上って日の丸をかざした。しかしルフィストの入場で雰囲気が一転して大歓声に包まれると、中川は耳をふさいだ。

 

 まずは組み合う姿勢を見せたルフィストに中川は組み合うと見せかけ、1回転してフェイント。これに怒ったルフィストは中川の鼻をつまむ。中川も挑発に乗るかのように得意の場外戦へ。鉄柵にルフィストをぶつけると、ルフィストの守り神である人形を奪い、リング上に持ち込んで踏みつける。観客は人形の大切さを知っているだけに中川に大ブーイング。中川は気にすることなく、グラウンド式の卍固めを決めて、一方的に攻め込む。さらにレフェリーにルフィストをぶつけるなど、持ち味が全開。しかしトップロープからの攻撃を狙ったところで背後から宙づりにされると、そのままボディアタックで突進される。ルフィストはさらにダブルアームスープレックスから、スタンディング式のヒールホールドへ。中川はコーナーに置いていた水を含むと、噴射攻撃。この勢いのまま、セカンドロープからの攻撃を狙うが、ルフィストに阻止され、水車落としのような態勢で投げられる。中川は延髄蹴りで反撃したが、体を入れ替えられマンガライザーで3カウントを奪われた。

 

 敗れた中川は「なんですか、あれだけ走らせて。走りつかれて負けてしまいましたよ。でも、今度当たった時はこの借りを返します」とリベンジを語った。
 
▼SHIMMERタッグ選手権試合60分1本勝負
 松本浩代&○大畠美咲(14分55秒/スクールボーイ)ポーシャ・ペレス&ニコル・マヒューズ(タッグチーム名=カナディアンニンジャズ)
※松本&大畠組が新王者となる。
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-SHIMMER3・26シカゴ  スリーエスの2人は松本がオレンジ、大畠が水色というコスチュームの色に合わせたマスク姿に、日の丸を背負って登場。観客は大歓声で2人を迎え入れた。タッグチャンピオンのカナディアン・ニンジャズは松本&大畠への声援への方向に指を突き立てながら入ってきた。松本は新調したコスチューム。この一戦に賭ける意気込みが伝わってくる。

 

 まずはペレスの英語での挑発に松本は「アイ・キャント・スピーク・イングリッシュ!」と応戦。続く長身のニコルには大きく腕を伸ばしての手四つへの誘いに、届かぬ姿勢でも必死に応戦した。観客の「ニッポン」コールには両手を叩いて、コールを先導。すっかり、アメリカの雰囲気に溶け込んでいる。ここで大畠を呼び込み、ダブルのキックから松本が大畠を抱え上げてのボディプレスと連携も上々。たまらずニンジャズは場外戦へと持ち込む。大畠を捕えて2人がかりでの攻撃へ。ペレスがサイドバスターを決め、膝を突き立てるような態勢でフォール。アメリカの観客はペレスにブーイング。それでも続くニコルはロープに首を巻きつけ、さらにはペレスがロープ上段に座ってスリーパーを決めるなど、反則でダメージを与えていく。大畠はキックで反撃し、コーナーからの回転エビへ。しかしその後が続かず、またも相手コーナーへ引きずり込まれる。そして、ペレスのチョーク攻撃で動きが止められた。今度はニコルがバックブリーカーからフォールを狙うもカウント2。それでも大畠は、タッチして飛び出してきたペレスにボディアタックで逆転すると、松本へようやくタッチ。松本はタックルを3連発。しかし、ペレスが二―で動きを止めると、そのままニコルへホイップしてラリアットを浴びた。その後はスタンディングへと移り、チョップ合戦。松本がタックルでニコルを追い込むと大畠が連携でボディアタック。ここで、松本が場外へと落とされると、リング上は大畠一人。ニコルが大畠を捕え、ペレスがカウンターのキックを狙う。すると、ここで自爆を誘い込んだ大畠が、そのままスクールボーイでニコルを押さえ込み逆転勝利! スリーエスがSHIMMERタッグチャンピオンとなった。

 

 松本と大畠がそれぞれ別のコーナーへと立つと、観客から大歓声を浴びた。「スリーエスで初めてのベルト、うれしいです!」と松本は喜びを隠せない。大畠も「このベルトを日本に持って帰って、もっともっと防衛戦をしていきます!」と堂々の宣言。スリーエスが日本へベルトを持ち帰ると約束をした。




『SHIMMER38』
◆3月26日(土=現地時間)アメリカ・イリノイ州シカゴ「バーウィンクラブ」
 
▼30分1本勝負
 中川ともか(8分55秒/フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)ジェシカ・ジェームス
 
 中川が先に入場し、コーナーへと座り込んでジェシカの登場を待つ。中川のコール時には緑の紙テープが舞った。

 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-SHIMMER3・26シカゴ  腕の取り合いからバックの取り合いへと進み、ジェシカがコルバタで中川を場外へと飛ばす。リング外を必要以上に歩いて時間稼ぎをする中川。待ちきれなくなったジェシカからキックを狙われたが、これを交わして自爆させる。中川は反撃を開始。ジェシカのコスチュームの一部を持ってキャメルwith絞首刑へ。足一本でフォールするふてぶてしさも見せた。さらに変形のコブラツイストを決めるが、アームホイップの連発に切って落とされる。それでも、再度ジェシカの動きを止め、逆片エビへ移行。しかもジェシカの髪を持ちながら決める徹底ぶり。再度コルバタで逆転され、カニ挟みからインディアンデスロック、さらに体をそらして顎を決める複合技を決められた。しかし、逆さ押さえ込みを切り返した中川がフィッシャーマンズスープレックス一発で快勝した。

 

 試合後、デイジー・ヘイズが突如現れ「やはり私のパートナーは中川しかいない。これからこのSHIMMERのリングを中川とのタッグで荒らしてみせる」とアピール。中川も異存はなく、両者ががっちり握手。昨年9月のSHIMMERでタッグを組んで息ぴったりだった2人が本格的タッグ結成を宣誓した。中川は「これでおもしろくなってきましたね。せっかくだから、タッグ王座でも狙いますか」とコメント。新王者組の松本&大畠組とSHIMMERで対戦する可能性も出てきた。
 
▼SHIMMERタッグチャンピオンシップ60分1本勝負
 松本浩代&○大畠美咲(15分43秒/合体ボディアタック→体固め)サラヤ・ナイト&●ブリタニー・ナイト
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-SHIMMER3・26シカゴ  イギリスのタッグチーム、ナイト家の親戚タッグがSHIMMER新王者の松本&大畠に挑戦。ナイト組はマネジャーにレベッカ・ノックスを従えての登場。場内は「スリーエス」コールで新王者を歓迎した。

 

 まずは松本と大畠が先制をしかけ、ナイト組は場外へ転落。しかしマネジャーのレベッカの介入を機に松本がつかまる。それでもブリタニーをタックルで倒すと、スリーエスの合体技の三連続攻撃でやり返す。その後、大畠がつかまる。サラヤとブリタニーが連続のドロップキック、さらにはサラヤのギロチンを食らい大畠の動きが止まると、館内は「大畠」コール一色。その後も代わる代わる攻撃を受け続けた大畠。ナックルの連打で流れを変えようとするが、すぐさまブリタニーのカットに合う。その後もサラヤがサイドバスターを連発。そして大畠を場外へ落とすと、レベッカが乱入をして攻撃を仕掛ける。見かねた松本がカットに入り、レベッカを蹴散らすと、松本が飛び込んできたブリタニーに回転エルボー。そして、大畠の両足をロックしてホイップするブリタニーに放り投げる合体ボディアタックを見舞うと、見事に決まってカウント3。松本&大畠組がSHIMMERタッグ初防衛に成功した。

 

 松本は「結構、苦戦したけど、初防衛ができたので、この勢いで日本にベルトを持って帰ります」と宣言した。
 
▼メインイベント スペシャルシングルマッチ60分1本勝負
 浜田文子(24分18秒/APクロス)栗原あゆみ
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-SHIMMER3・26シカゴ  日の丸を肩に背負って入場してきた栗原。おなじみの「よっしゃいくぞー」のポーズでリングイン。文子の入場時にも目をそらさず1点を見続けた。デーブ・スペルザック代表はこの試合をメインに持ってきた理由を「あゆみの過去の実績を最大に評価した。彼女はSHIMMERシングル王座のトップコンテンダーだ。今日本がこういう状態だからあえて日本をメインに持ってきてアメリカからエールを送りたかった」と語った。

 

 まずは慎重な組み合いからスタート。文子はハイキックで栗原をダウンさせるが、栗原もローキック連打でお返し。壮絶なナックル合戦から栗原がコーナーまで文子を誘いだしてコーナーからのアームブリーカー。さらに「行くぞー」と叫んでの卍固めへ。再びエプロン上での攻防となり、文子がDDTで栗原の頭をエプロンマットに打ち付けた。栗原もトップロープから放り投げるパワーボムを繰り出してお返し。ダブルの串刺しニーからミサイルキックで攻勢に立つが、文子もミサイルキックで反撃。栗原はひるまずに切り返し、ドロップキック、プランチャを敢行した。リング内で再度ミサイルキックを狙うが、文子が下から飛んで迎撃。文子は顔面へニーを当てるが栗原もナックルでお返し。文子がパワーボムを狙えば、栗原は高角度のエビ固めで切り返す。栗原は低空のドロップキックからミサイルキックを後頭部へ浴びせた。文子はなんとかカウント2で返す。栗原は裏投げで畳み掛け、突進してくる文子をエルボーで吹っ飛ばす。しかし、変型裏投げを狙うと体勢を入れ替えられ、スピンキックの連打からAPクロスを浴びる。これをカウント2ではねのけるも、再びAPクロスを食らって力尽きた。

 

 文子はマイクを持ち、英語で「日本はいま大変な時を迎えています。でも日本から今日ここに来ているみなさん、そして日本にいるみなさんに言いたい。ジャパニーズ・ネバーギブアップ!」とコメント。この言葉には観客も拍手を送った。文子は「今日、あゆみと闘って日本人のパワーを見せることができたと思います。このSHIMMERのメインであゆみとやらせてもらって、SHIMMERには本当に感謝しているし、日本のことを思うと心配だし、こうやって今話しているだけでも涙が出てくるけど、日本人の強さ、たくましさを知ってもらえたら嬉しいです」と話した。栗原は「負けて悔しいしか出てこないんです。日本がこういときにアメリカにきて試合に出させてもらって、日本人同士というか、浜田文子選手とやらせてもらって、日本の誇れるスタイル、プロレスは見せれたんじゃないかなと思います」と振り返った。
 
 なお、大会を通じて、日本人売店の前に義円金募金箱を設置。アメリカのファンから集まった総額249ドルはSHIMMERを通じて日本に送られる。