【結果】WAVE3・20大阪 | 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』

【結果】WAVE3・20大阪

『大阪ラプソディvol.11』
◆3月20日(日)大阪ミナミ・ムーブオン・アリーナ(18:00)

観衆272人(超満員札止め)

 
▽オープニング

 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-WAVE3・20大阪  試合前に選手入場式が行われ、広田、タダスケを除く出場選手がリング上へ。GAMIが「無事に今日の大会を開けることになりました。東日本が大変な事になっていますが、そのためにも今日はみなさんにいっぱい募金をしてもらって、選手も貼っているシールを買っていただいて、東日本を潤していきたいと思います」、桜花が「3月11日に起きました地震で被災されたみなさんにお見舞い申し上げます。全日本さんの試合に出場するため石巻に向かっていましたが、仙台で地震に遭い、足止めを食らってしまいました。センダイガールズの方に助けられ、無事に帰ってくることができました。桜花由美、春日萌花、花月、水波綾は被災者と言われますが、ケガもなく無事に帰ってきたので恵まれていて、運がよかったと思います。まだ余震があって不安が続きますがキープ・スマイル、みなさんが笑顔になるように頑張っていきますので、熱い声援をお願いします」と挨拶し、東日本大震災の被災者へ1分間の黙祷が捧げられた。また、会場には募金箱が設置されたほか、売上金を全て義援金として寄付するKeep smileステッカーを販売。選手やスタッフもシールを購入して大会に臨んだ。

 
▼シリアスWAVE~テクニカルvsパワー20分1本勝負
 ○水波綾&松本浩代(15分15秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)●チェリー&中川ともか

 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-WAVE3・20大阪  水波とチェリーで試合開始。水波が力比べで圧倒し、松本もヘアーホイップから「クソババァ!」とストンピングを浴びせる。この一言でチェリーが豹変。あっという間に形勢逆転したが、顔を踏みつけられた松本も怒りの反撃を見せた。松本が2人まとめてブレーンバスターで投げ捨てると、水波は2人にスピアー、松本が水波を背負ってニードロップとパワータッグが畳みかけると、チェリーが松本の東海道落としをかわしてコルバタ、ウラカンラナでやり返した。中川とチェリーが延髄斬りで挟み打ちすれば、松本のボディーアタックから水波の裏投げでやり返すなど、終盤は混戦に。水波の裏投げを丸め込みで切り返し、逆にブリザードで投げたチェリーがチェリトーンボムを放つもカウント2。逆に水波が裏投げで投げ捨てるとチェリーがカウント2で肩を上げが。しかし、水波が2発目の裏投げ、ダイビングギロチンドロップを放つと、チェリーは返すことができず3カウントが入った。

 
▼コミカルWAVEスローモーションランバージャックお仕置きコミカルデスマッチ30分1本勝負
 ○紫雷美央&紫雷イオ(15分36秒/紫閃光→片エビ固め)●救世忍者さく丸&救世忍者乱丸
※もう1組は植松寿絵&輝優優。

 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-WAVE3・20大阪  3・9新木場で因縁が勃発した広田と紫雷姉妹。植松輝を加えたコミカルWAVEでの決着戦が用意された。広田は乱丸コスプレでリングイン。「今日は複雑なルールだ。絶対的に私たちに有利なルールでできる。負けたくせに往生際の悪い2人(紫雷姉妹)と、タッグマッチだとしゃしゃり出てくる2人(植松輝)。スローモーションを何分にするかが大事になってくる。(今大会は)『大阪ラプソディ11』だから11分でどうだ? わかったか。ということは、私はすぐに負けるけど、今日は11分はここにいられるということだ」と勝手に仕切る。カラーバットを持ったGAMI、松本、水波、華名、中川、花月がリングを囲んで試合が始まった。

 
 さく丸と美央が輝をおちょくり、輝が怒ってエルボー。3人同時にチェンジすると乱丸が金縛りの術を狙うが、植松とイオが蹴りを入れてカットした。最初のバットの餌食は乱丸。美央のフロントキックで場外に落下し、さく丸と一緒にリングの周りを逃げ回った。乱丸が劣勢を強いられるとさく丸が助けに入り「忍法分身の術」から「ワカラナイワカラナイ。どっちだ?」と相手を惑わす。美央、輝から蹴りを浴びたさく丸は青い布を持ちだし「隠れ蓑の術」を使うも、マットの青色よりも濃い色では隠れられるわけもなく、パートナー乱丸も含めた5人に踏みつけられた。乱丸が輝にだけ金縛りの術をかけ、動けなくなった輝が場外に落とされたところでスローモーションタイムへ。場外では植松が体を張って動けない輝をお仕置き隊から守る。術を解かれた輝が全員にエルボーの乱れ打ち。ハイアングル植松はイオがスワンダイブ式ミサイルキックで阻止。広田がときめきメモリアルで無差別攻撃するも、最後の輝にはエルボーを浴びせられる。乱丸が再び輝だけ金縛りに。この間にイオのライダーキック、美央の紫閃光で広田が沈んだ。

 

 広田は「たまに15分以上試合すると…私フルコースで負けてるじゃん。今日の負けは負けじゃねえ。今日負けたのは複雑すぎるルールのせいだ。やっぱり試合はタッグマッチならタッグマッチで正々堂々と勝負だ。お前ら、こっちは植松輝だ! 植松が本物で私が輝でやってやるよ。わかったな?」とまたも一方的な要求。植松が「やんねえよ!」と拒否するも、GAMIは「やりなさい。ここまで巻き込まれてるからええやん」と紫雷姉妹vs植松輝(広田)を決定。最後は動けない輝を除く5人が乱丸ダンスを踊って締めた。

 
▼グラッジWAVE20分1本勝負
 春日萌花(8分40秒/チャカチャカ)大畠美咲
 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-WAVE3・20大阪  昨年末に大畠がヒール転向するまではタッグパートナーだった2人の対戦。大畠の反則攻撃に苦しみながらも、春日が気合いの入った攻撃でやり返す。ムチを使ったチョーク攻撃でも流れを渡さず反撃した春日だが、ムチで殴られると動きが止まる。それでもヒザ、エルボー、ダイビングボディーアタック、ミサイルキック、クリストでやり返し、外されても再びクリストで捕獲。粘り強い攻めを見せた。ジャーマンで投げ捨てられ、低空のクロスボディーアタック、ジャーマンと畳みかけられても、カウント2で返し、花マルどっかんは許さない。大畠はまたもムチを手にしたが、Tommyレフェリーが止めに入る。この隙をついた春日が逆さ押さえ込みから、さらにブリッジしてフォール。初めてブラックダリアから勝利をあげた。

 

 大畠は「邪魔するんじゃねえよ! お前のせいだからな!」とTommyレフェリーに食ってかかり「まあ、話は置いておくけど。私がマイクを持ったっていうことは、ブラックダリア勧誘コーナー! 今日のターゲットはイオ。だってコスチュームが黒じゃん。(美央、華名と)3人で入っちゃえばいいじゃん。考えておいて。前向きにね」と恒例の無差別勧誘。「それと春日! お前に負けたんじゃないからな。このクソレフェリーのせいで負けたんだからな! 覚えておけよ! このクソババァ!」とTommyレフェリーに暴言を吐いて退場。春日は「まあ、大畠も若いふりしてるけど、20歳過ぎたからババァですよね。今日はお客さんが証明してくれます。私の勝ちです」と胸を張った。

 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-WAVE3・20大阪 ▼下野佐和子十番勝負~第五陣~15分1本勝負
 タダスケ(6分40秒/アウトキャスト→体固め)下野佐和子

 
 下野10番勝負5人目は初の男子選手。パワーファイターのタダスケ相手に真っ向勝負を挑むも、ショルダータックルは弾き返されて劣勢に。ニードロップ、顔踏みつけ、逆エビ固め、パンチで苦しむ。串刺しのボディーアタック、ジャンピングニーで反撃に転じ、バックフリップで担ぐことはできなかったが、すぐに追っかけ式のボディーアタックからヘッドバットでふらつかせ、えびす落としを決めた。しかし、体重が乗った強烈なラリアットからアウトキャストでたたきつけられると、ピクリとも動けずカウント3が入った。

 
▼チャレンジWAVE~再戦~15分1本勝負
 華名(時間切れ引き分け)花月

 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-WAVE3・20大阪  2・20キネマで敗れた花月が再戦を要求し、2人の地元大阪で実現。スワンダイブをかわされながらも、スライディングで足を取った花月がクロス式腕固めを狙う。これを華名が切り返し、グラウンドの攻防となる。花月のタックルを切った華名がワキ固め、腕ひしぎ逆十字固め、腕固めで優勢に進めるも、花月はブレーンバスターで投げ捨ててスピアー。しかし、スワンダイブはスタナーで切り返された。ドロップキックを交互に放ち、華名が顔面を蹴り上げてスリーパーへ。ハイキック、スピンキック、ブレーンバスターと追い込まれても、花月はスピアーからバックフリップで反撃し、ワキ固めで絞めあげる。残り5分、ロープブレイクでワキ固めから逃れた華名はリバースDDT。スピアーをフロントネックロックに切り返すも、花月は持ち上げてバックフリップでたたきつけた。残り2分。花月が首固め、逆さ押さえ込みで3カウントを狙う。ジャーマンをカウント2で返し、2発目はワキ固めに切り返す。華名がサードロープに足を伸ばすと残り30秒。花月はバックフリップを決めたが、華名がカウント2で肩を上げ、時間切れのゴングが鳴った。

 

 花月は「あークソ! 華名さん、明日も大女ありますよね。もう一度、自分とシングルお願いします」とカード変更しての再戦を要求。前回の再戦要求では返答しなかった華名だが、今回は「ええで」と答えてリングを下りた。花月は「今日、会場にいるみなさんに勝つ姿を見せられなくて悔しいです。でも、明日も、(再戦ができるかは)GAMIさんに聞いてみないとわからないですけど、明日もやるって言うことで、絶対に明日は勝ちます。応援にきてください!」と勝利を誓った。

 
▼WAVE of WAVEs30分1本勝負
 桜花由美(18分29秒/ビッグブーツ→片エビ固め)GAMI

 
女子プロレス専門誌『RINGSTARS』-WAVE3・20大阪  シングル3本勝負の第2戦。ブラックダリアを結成し、2・13新木場ではGAMIから初勝利をあげるなど、勢いに乗る桜花が一気に勝ち越しを狙う。地元大阪で巻き返したいGAMIが入場と同時に奇襲を仕掛け、場外で引きずり回す。リングに戻ってからはGAMIのラリアット、桜花のビッグブーツをそれぞれがかわし、桜花がバックドロップをブルドッキングヘッドロックに切り返されながらも、ビッグブーツ、タイガースープレックスを放つ。GAMIはビッグブーツをキャッチしてドラゴンスクリュー、ニーロック、ニークラッシャーと右足を集中攻撃。桜花がうつ伏せに倒れるとポキで絞め上げた。それでもビッグブーツを狙う桜花にGAMIが「お前、頭悪いやろ!」とヒザにエルボーを落とし、アンクルロックに捕らえた。しかし、コーナー上での攻防を制した桜花が、パワーボムでたたきつけ反撃開始。ビッグブーツ連発、バックドロップ、ミサイルキック、ダイビングクロスボディーアタック、背骨折り、後頭部へのビッグブーツ、垂直落下式ブレーンバスター、顔面蹴り上げ、ビッグブーツで追い込んだ。動きの止まったGAMIだったが、隙をついて首固め、外道クラッチ、ジャーマン、雪崩式フランケンシュタイナーでやり返すと、アディオスアミーガを狙う。これは阻止されるも、GAMIはポキを狙い、さらに桜花がエビ固めでフォール。逆にカバーしたGAMIがマフラーホールドに捕らえた。桜花はフィッシャーマンバスターをカウント2で返し、アディオスアミーガは回転エビ固めに切り返し、ラリアットはビッグブーツでブロック。さらにネックハンギングボム、垂直落下式ブレーンバスター、ビッグブーツでフィニッシュを狙うも、GAMIが目突きから首固め、シャイニングウイザード、ラリアットと逆に畳みかけ、ビッグブーツを払ってドラゴンスープレックスで投げた。これをカウント2で返した桜花がビッグブーツ。続けてもう一発ぶち込むとカウント3。桜花が連勝で第3戦を待たずに勝ち越しを決めた。

 

 GAMIがマイク。「おかしい…。大阪やで、負けるはずないやん。3番勝負で2回負けたから負け越し決定やな。4月やらんでええかな。今日は行けると思ったのに…。しかも、私の試合の前で勝手に小娘たちが明日の試合のカード変更とか。もう今日見たからええねん。しつこいわ。やんの? 明日? 今日やったやん。普通にやんの? 今日15分? じゃあ、時間無制限で決着をつけていただこうよ。花月は今日、もうのすごくチケットを売ったんです。お前(華名)5枚くらいやん。じゃあ、明日は花月のためにも時間無制限3本勝負で。姉妹は大女名物、弁天娘。とポリスウ~メンね」。

 

 ようやくマイクを持った桜花が「デブ帰れ」とGAMIをリングから追い払い締めのマイク。「今日は本当に大阪大会もできないんじゃないかって不安でしたが、開催できて本当に嬉しかったです。東北や関東はまだまだ余震が続いていて、みんな不安で笑顔がない毎日を送っていますが、今日過ごせた時間は本当に楽しくて、笑顔になれることができました。みなさんも笑顔になれたでしょうか? 日本は本当に大変な時期だと思いますが、ひとりひとりが些細なことでいいんです。節約、節電、義援金1円でもいいんです。日本のために、みんなのために支え合って、笑顔のある日本を作っていきましょう。本当に今日はありがとうございました」。