広島交響楽団
新ディスカバリー・シリーズ
黄昏の維納(ウィーン)
日時: 2017.6.2(金) 18:45 開演
場所: アステールプラザ大ホール
指揮:下野竜也
プログラム:
スッペ: 喜歌劇「ウィーンの朝昼晩」序曲
〈下野竜也によるコンサートトーク〉
シェーンベルク: 室内交響曲 第1番 op.9
シューベルト:交響曲第1番ニ長調D82
アンコール:
シューベルト: 即興曲op.90-3 オーケストラヴァージョン(野本洋介 編曲)
下野音楽総監督による、新しいディスカバリー・シリーズが始まりました。
ディスカバリー・シリーズは、1年間に4回。
決められたテーマを掘り下げ、つきつめていくシリーズ。
これから2年間に渡って、全8回を、「黄昏の維納」をテーマに、
①シューベルトの交響曲全8曲と、
②同じくウィーンで活躍したスッペの序曲群のうち8曲、
③さらに現代音楽のさきがけ、新ウィーン学派のシェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンを並べて、
ウィーンの音楽の多様性を味わいながら進行していきます。
下野さんらしくて、とても魅力的なプログラムに、ワクワクします。
新ディスカバリー・シリーズに向けた音楽総監督下野さんからのメッセージはこちら。
下野さん、いったいどこのお部屋から出てこられてるんですか(笑)???
↓↓↓
広島交響楽団@hirokyo_info広響チャンネル《『総監督の小部屋から』〜下野、「黄昏の維納」に寄せて》 を公開。明日、6/2の新ディスカバリー・シリーズ「黄昏の維納」について音楽総監督・下野竜也からのメッセージ動画です。↓↓↓↓↓https://t.co/mAaP4v2yNV
2017年06月01日 10:59
お席は、何年も変わらず、1階のほぼ中央。
非常に居心地の良いお席です。
スッペの「朝昼晩」は比較的演奏される曲。
1曲目から下野さんは全力投球で、細やかなニュアンスをドラマティックに表現されました。
チェロのマーティンのソロに酔いしれました。美しかったです。
スッペの後は、下野さんがマイクをもって登場。
新ディスカバリー・シリーズに向けての意気込みを熱く語ってくださいました。
毎回必ずスッペの序曲で始まり(有名な軽騎兵は除く)、前半は、新ウィーン学派の曲、そして、後半はシューベルトの交響曲を1番から順番に紐解いていかれるそうです。
下野さんは、本当にトークがお上手ですね!
これから毎回解説があるのかな。
解説を挟むことは、これまでになく斬新なことですね。
スッペと新ウィーン学派の曲の間に、曲目の解説をしてくださるのはとても良いアイデアだと思います。
言葉は要らない、音楽だけでよい、という方々もいらっしゃると思いますが、シェーンベルクはじめベルク、ヴェーベルンは100年を経ても未だ難曲だと思いますし、つかみどころがなく捉えにくい部分がたくさんあります。私にとって、解説はありがたいです。
2曲目は、シェーンベルクの室内交響曲1番。
編成は15人。
シェーンベルクが12音技法に入る前に作曲された曲で、無調音楽ではなく、ギリギリ、半音階の調性音楽の範囲にとどまっている作品です。
非常に面白かったです!
それぞれの楽器のパートがほとんど独奏なので、どの奏者がどこで音を出しているかはっきりとわかり、責任重大。その一方で合わせることに重きを置き過ぎず、真剣で熱のこもったぶつかり合い、といった風情に引き込まれました。コンマス佐久間さんのヴァイオリンはじめ、第2ヴァイオリンの客演の吉村知子さんも凄かったですね。勿論、管楽器の方々の熱演も素晴らしかったです。
休憩後は、シューベルトの交響曲1番。
シューベルト16歳の時の作品。初期の作品ながら、ロマン派音楽への実験的な要素もあり、美しいメロディとハーモニーあり、のとても素敵な曲です。
悲しさとか不安が時折顔を出す、シューベルトらしく美しい演奏でした。
盛大なブラボーが飛び交いました。
アンコールは、シューベルトの即興曲op.90-3。
大好きなピアノ曲です。
それをオーケストラヴァージョンに編曲されたのは、読響打楽器奏者の野本洋介さん。
もちろん、オーケストラヴァージョンで聴くのは初めてです。
ロザムンデを思わせる美しさ!シューベルトのメロディはどの楽器で奏でても美しいですね。
これから全8回、全て、この即興曲op.90-3で締めくくる予定だそうです!
・・ということは、この美しい曲を8回聴くことができますね。
ますます、楽しみになりました。
露店の焼きイカの醤油のにおいが街中に漂う中、オトナの私達が行くのは夏祭りではありません。
広島アンデルセンの紙屋町の仮店舗で開催中の北欧マーケット。→詳細はこちら
友人とお茶を飲みながら、デンマークのお土産をお渡しして旅行話をしていた時、ふと、アンデルセンの北欧マーケットに掘り出しものがあるかもしれない!という話になり・・。
友人は、非常に目利きで、良いものが出るという情報に詳しい方。
急に居ても立ってもいられなくなり、いそいそと2人でアンデルセンに向かいました。
行ってみましたら、なんと、宝の山!
1時間以上は品定めをしたでしょうか。
デンマーク本国のジョージ・ジェンセン・リビングよりも、ずっと素敵なものがありました。
ジェンセンのポットとハート型のボンボニエール、テーブルセンターと、ホルムガードのミルクガラスのような白い花瓶を2つ買いました。。
花瓶は2つ買わないとゴミになるよとの友人の助言に従い、同じものを2つ購入しました。
確かに、2つもしくは3つ、同じ花瓶にお花を生けると大作になりますね。
北欧マーケットは6月11日まで開催しているので、次回定期演奏会6/9の前にもう一度行きたいです。
・・というか、在庫処分1点限りでお持ち帰りのみの木製の椅子を購入してしまったので(既に代金支払い済み)そちらを近々に取りに行かなくては、、、。
買った椅子持参では演奏会を聴きに行けないので、取り置いていただいています。
早く持って帰りたいなー。うきうきしています。
素敵なものがたくさんありました!