中丸さんの結婚報道があった日
もう1組、おめでたい話題があった。
パートナー宣言と妊娠報告。
入籍するか、しないかは当人たちの自由。
「新しい家族のかたち」を選ぶのも当人たちの自由。
ただ…日本で生活をしていく上では「籍に入っているか」は大きい。
父親の入院時に感じたことです。
父親が入院したのはコロナ禍ど真ん中。
家族ですら面会ができない状態。
面会ができても1日15~20分程度だったと思います。
それも病院からの許可がおりて初めて面会することができる。
その許可をもらえるのが「戸籍上の家族」です。
こういう時、普段の生活を共にしているとかは関係ない。
「役所に届け出を出しているか」が大事なのです。
籍を入れていないと、パートナーや子供にもしものことがあったときに立ち会えません。
いくら「夫婦」や「親子」を主張しても「他人」という括りになってしまうのです。
今までずっと一緒にいたのに最期に立ち会えないことだって今の日本ではあり得る。
再び、コロナ禍のような事態が起きたら?
家族ですら最期の時を諦めないといけないのに
「他人」という扱いになってしまったら、最期の時間を過ごすことすらできない。
『きのう何食べた?』シーズン2の後半あったケンジの家族との顔合わせの場面。
同性同士だと家族ぐるみというよりは当人同士の問題なのかもしれないけれど
ケンジのお母さんがシロさんとの顔合わせを望んだ。
それの理由が深かった…。
「ケンジにもしものことがあった時、シロさんの顔を知らないと”友人””知り合い”という対応をとってしまう」
ケンジにとって”パートナー”であるシロさんを家族として迎えてくれた。
シロさんの家族もケンジの顔は知っている。(ただ理解と受け入れるのは違うようです)
異性間の事実婚と同性間のパートナー制度では違うけれど
日本の「夫婦/家族制度」を感じた場面ではあった。
妊娠・出産はめでたいことです。
ただ仕事をしている女性にとっては「嬉しい」だけはないように思える。
一般人なら「仕事を続けるか/辞めるか」という問題がある。
芸能人にしたら「今受けている仕事を続けられるか、断ったほうがいいか」ということがあるかな。
あとはタイミングは大きい。
確固たる地位を築いた芸能人であれば産休に入っても仕事の心配はないと思える。
むしろ「出産後”初”の〇〇」という風にメディアが取り上げてくれる。
ただ、売り出し中や今が頑張りどころという芸能人にとっては厳しいと思う。
メディアに出て顔と名前を覚えてもらう・売る時期に休まないといけない。
本人の意思にもよるだろうけれど「芸能界で生きていく」と決めたのであれば産休は痛いかもしれない。
朝ドラは話題になったけれど
そのあとの『クロサギ』は正直、そこまで…という印象です。
CMにバンバン出ていれば稼ぎはあるだろうけれど…そうでもない感じです。
子供なしの2人での生活であればパートナー制度でも問題なさそうだけど
子供はどちらかの戸籍に入れないといけないのだから
妊娠をきっかけに入籍というイメージがやっぱり強い。
入籍も離婚も紙切れ1枚で済む。
その1枚があるかないかで戸籍が変わってくる。
簡単なようだけど
その後の手続きは色々と大変そう。
結婚した同期(女の子)が名義変更などで銀行や役所に行くために
会社を何日か休んでいました。
「多様性」とは言われるけれど
まだまだ保守的な日本です。
世代や価値観の違いを埋めるのは難しそうです。